LA市議会区:再編成の草案発表、小東京は第14区に吸収、7カ所で公聴会

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 人口分布の変化に伴い、10年ごとに実施される市議会区境界線の再編成で、同委員会(市議から選出された21人の識者により構成)は25日、再編成地図のドラフトを発表した。2月1日(水)から11日(土)までロサンゼルス市内7カ所で公聴会を開き、市民らの意見を募る。

25日に発表されたロサンゼルス市議会区のドラフト。小東京やアートディストリクト、ファイナンシャルディストリクトなどを含むダウンタウン中心部は、第9区から隣接する第14区に吸収されている(ロサンゼルス市議会提供)


 市議会区境界線は、区を代表する市議選出に大きくかかわってくることから、各15区の人口数がほぼ均等になるよう10年ごとに再編成する必要がある。
 25日に発表されたドラフトによると、特に大きな変更が見られた市議会区は、小東京を含むダウンタウンの第9区と、ロサンゼルス国際空港(LAX)やサンタモニカマウンテンを含むウエストサイドの第11区など。
 過去10年間で人口が3・4%増加した第9区は、8・0%の人口減がみられた第14区(ボイルハイツやイーグルロックを含むイーストロサンゼルス)に、小東京をはじめ、シビックセンター、ファイナンシャルディストリクト、アートディストリクト、スキッドロウと、ダウンタウンの中心部すべてを吸収された形となった。
 また、ウエストサイドの大部分を占める第11区は、LAXに隣接するウエストチェスター地区を、サウスロサンゼルスの第8区(クレンショー、ジェファソンパークなど)に含まれる。
 2001年の就任以来、小東京の長きにわたる歴史や、日系史、日本人街保存の必要性などへ深い理解を示しているジャン・ペリー市議は、「第9区の共存を訴えてきたコミュニティーに対する侮辱」と一蹴。住民や事業主、コミュニティーリーダーらの意見が何も受け入れられていないと、ドラフトを痛烈に批判した。
 昨年12月10日に行われた公聴会では、小東京の代表者が125年にわたり残されている歴史的なエスニック地区を現行のまま第9区に残すよう訴えたが、聞き入られなかった結果となった。
 小東京協議会(LTCC)は同再編成に対応するため、特別調査委員会を設立。同委員会のビル・ワタナベ議長は、長年にわたり築き上げてきたダウンタウンの各コミュニティーとの絆に触れ、「われわれの『小東京は現行のまま第9区に残るべき』という意見に揺るぎはない」と、ペリー市議はじめ周辺コミュニティーの代表らとともに、公聴会などでさらに訴えていく意向であると述べた。
 再編成委員会は公聴会を開いた後、3月に最終計画を発表する。公聴会は、2月1日(水)午後6時半からウィルシャー・イベル・シアター(4401 W. 8th St.)、2日(木)午後6時半からウエストチェスター・レクリエーションセンター内ジム(7000 W. Manchester Ave.)、4日(土)午前11時からウッドランドヒルズのピアースカレッジ内グレートホール(6201 Winnetka Ave.)、6日(月)午後6時半からオクシデンタルカレッジ内ソーンホール(1600 Campus Rd.)、8日(水)午後6時半からロサンゼルス市庁舎(200 N. Spring St.)、9日(木)午後6時半からスタジオシティのウォルター・リード・ミドルスクール内講堂(4525 Irvine Ave.)、11日(土)午前11時からウエストロサンゼルスチャーチ・オブ・ゴッド・イン・クライスト(3045 S. Crenshaw Blvd.)でそれぞれ開かれる。
 詳細は同委員会まで、電話213・922・7740。ホームページは―
 www.redistricting2011.lacity.org
【中村良子】

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