UCLA日本庭園売却:反対派がウェブ立ち上げ

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ベルエアにあるUCLAハンナ・カーター日本庭園


 カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)が、ベルエアにある「UCLAハンナ・カーター日本庭園」とこれに隣接する邸宅の売却を発表したことを受け、売却に反対する地元住民や庭園保存協会らはこのほど、ウェブサイトを立ち上げ、嘆願書への署名などを求めている。
 サイトには、「UCLAは同庭園を永久に管理する」と1964年に同意書を交わした上で、元カリフォルニア大学機構理事のエドワード・W・カーター氏とハンナ夫人から寄付された経緯などが書かれている他、売却撤回を要求する嘆願書の署名や寄付などを呼びかけている。
 ハンナ夫人の長男ジム・カルドウェルさんは、「ハンナ・カーターの長男として、この日本庭園が母とエドワード氏にとって大きな意味を持つものであると分かっている。1964年にUCLAに寄付するという彼らの決断は、大学側が永久に管理し、売却せず、一般に公開されするという理解の上で成り立っているもの」と声明を発表し、大学側に売却の撤回をあらためて訴えた。
 売却反対を訴える支援者の中には、ベルエアを管轄区に含む第5区のポール・コレツ市議をはじめ、庭園保存協会、北米日本庭園協会、また地元住民など多数が名を連ねている。
 大学側は庭園売却の理由を、近年の大幅な予算削減により庭園の維持が困難になったと説明。夫人の死去1年後、アラメダ郡上級裁に「状況が変わり、庭園維持は不可能」と訴え、「永久に管理する」という同意内容の変更を申請、同裁はこれを認めている。
 売却反対派が立ち上げたウェブサイトのアドレスは―
 http://hannahcarterjapanesegarden.com
【中村良子】

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