エクスポライン:ダウンタウンからWLAへ30分

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ラシエネガ/ジェファソン駅に停車するメトロ・エクスポライン


 メトロは19日、開通を28日に控えた「エクスポジション・ライン」(ダウンタウン―カルバーシティー間、全長8・6マイル)を報道陣に公開した。長年待ち望まれたウエストサイドへの初の路線延長とあり、一日平均2万7000人の利用者数が見込まれ、渋滞緩和に期待の声が高まる。【中村良子、写真も】

車窓から見えるUSCの室内競技場ゲイレンセンター

 
 28日に開通するのは、ダウンタウンの7街/メトロセンター駅からエクスポジション通りに沿い、ラシエネガ/ジェファソン駅まで。最終駅となるカルバーシティー駅と、ドーシー高校に隣接したファームデール駅の2駅は夏に開通を予定している。
 2006年に着工し、事業費は約9億4000万ドル。使用する車両は、日本車両USA社製と、シーメンス社製の軽量軌道鉄道。
 ダウンタウンを出発したエクスポラインは、地下から地上に上がり最初の停車駅であるピコ駅に到着。駅前にはLAライブやステープルズセンター、コンベンションセンターが建ち並び、スポーツ観戦やコンサートの際に便利な駅となっている。
 その後、南カリフォルニア大学前でエクスポジション通りに沿って西へ。カリフォルニア・サイエンスセンター、ロサンゼルス・メモリアル・コロシアム、ロサンゼルス郡立自然史博物館、西南シニアセンター近くを通過し、ラシエネガ/ジェファソン駅へ約30分で到着する。
 

エクスポ/ラブレア駅に到着するエクスポライン

 停車駅は、ダウンタウンに2駅、ロサンゼルスに5駅、クレンショウ地区に2駅、ボールドウィンヒルズに2駅、カルバーシティーに1駅の全12駅。
 同ラインは、23街駅、ピコ駅、7街/メトロセンター駅の3駅でブルーライン(ロングビーチ方面)に、また7街/メトロセンター駅でレッドライン(ノースハリウッド方面)とパープルライン(コリアタウン方面)にそれぞれ乗り換えることができ、ウエストサイドから各方面への電車移動が可能となった。
 28、29の両日のみ、午前5時から午後7時までの特別ダイヤで運行。30日以降は、週7日午前5時から夜中1時まで12分おきの運行を予定しており、利用ニーズが高ければ、将来的に6分おきの運行に短縮することも視野に入れている。
 駐車場は、エクスポジション/クレンショウ駅近くに400台、ラシエネガ/ジェファソン駅に500台、また夏にオープンするカルバーシティー駅に600台あり、それぞれ無料。
 また、2008年の住民投票で可決された提案R(交通事業への資金提供のための売上税0・5セント増案)から総工費15億ドルをかけ、2016年に開通予定のエクスポライン第2期工事(カルバーシティーのベニス/ロバートソン駅から、サンタモニカの4街/コロラド駅間を結ぶ全長6・6マイル)も順調に進んでおり、ダウンタウン―サンタモニカ間(全長15・2マイル)の開通後は、1日約9万人の利用者が見込めるとしている。
 メトロは長年、ウエストサイドへの鉄道延長に力を入れており、エクスポラインのほか、コリアタウンのウィルシャー/ウエスタン駅が終点の地下鉄パープルラインを、ビバリーヒルズ、センチュリーシティー、UCLAを通り、ウエストウッドまで延長するウエストサイド地下鉄延長事業(Subway To The Sea)も進めている。
 
 開通記念イベント
 
 28、29の両日は開通を記念し、エクスポラインの乗車料金が無料になる。同ライン以外では、通常通りの乗車料金が必要。
 また28日(土)午前10時から午後4時まで、7街/メトロセンター駅、エクスポパーク/USC駅、エクスポ/クレンショウ駅、ラシエネガ/ジェファソン駅の4駅前に特設ステージが設けられ、エンターテインメントや各種コミュニティー・イベントが行われ、会場にはフードトラックも出展する。メトロでは、これを機に同ラインの利用を広く呼びかけている。

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