企画の力、若い力

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 昨年11月、第二次世界大戦に参戦した日系退役軍人に米議会名誉黄金勲章が贈られたが、その受章記念祝賀会が4月22日シカゴでも開催され、近郊在住の46人のヒーローたちが出席、500余人の参加者から感謝と祝福の拍手で迎えられた。
 年々小さくなってゆくような気がするシカゴの日系社会で、これだけの人々が一堂に会するのは久しぶりである。
 受章した退役軍人たちはいずれも80後半から90歳以上、多くが杖や歩行器、そして幾人かは車椅子での入場だったが、戦後67年、この受章があと10年早ければもっと多くの勇士たちがこの栄誉を分け合ったものをと、残念な思いもした。
 この祝賀会で気が付いたことは、会場のセットアップから、プログラムの進行、ボランティアの配置、急病やアクシデントを考慮して2人の医師が待機するなど、随所に細かい心遣いがみられたこと。(2人の医師はこの日一度も活躍の場が無かったのは喜ばしいことだった)
 そして実行委員会が何度も会議をひらき企画を練って、いつもプランBを準備していたことが想像された。当日配られたプログラム・ブックレットも素晴らしい出来栄えで、これも多くのボランティアの手を経てきていることがうかがわれた。
 これこそ実行委員が知恵を出し合った企画協力の力の賜物である。この実行委員会がコミュニティーの5つの共催団体から構成されていたことも良かった。綿密な計画と退役軍人たちへの感謝の心がこの催しを成功させた。
 私など自慢ではないが日常なにをするにもこれといったきちんとした計画など立てたことが無い。個人のことだから、いつも「大体これ位…」で用が足せるし、料理の時の調味料などいつも目計りで後は舌のお世話になる。
 こんな調子だからうまくゆかないときにはバタバタと大慌てでみっとも無い醜態をみせることもありうるわけで、それだけに今回祝賀会の主力となった三世、四世に脱帽した。
 「これだから若い者にまかせたら…」なんて、もう言いません。【川口加代子】

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