居酒屋と割烹の本多屋:全米日系人博物館に1万ドル

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キムラ館長(左)に3店分の寄付のチェックを手渡す高塩さん

 オレンジ郡とロサンゼルスに居酒屋3店舗と割烹1店舗を持つ「本多屋」は18日、小東京の全米日系人博物館に寄付金1万ドルを贈った。社長の高塩明さんが、小東京店を訪れた博物館のグレッグ・キムラ館長にチェックを手渡し、継続した支援を約束した。
 オレンジ郡オレンジ市在住の高塩さんは滞米42年になる。渡米後は、ガーデナーとしてキャリアをスタートさせ、2年後に飲食業に転身。ロサンゼルス・ダウンタウンに「峰」、シルバーレイクに「禅」の和食店2軒を開店しその後、売却した。
 本多屋は、タスティン店を皮切りにファンテンバレー(割烹)、小東京、シティーオブ・インダストリーに店を広げ、商売を繁盛させている。5月上旬にはフラトンに居酒屋の開店を予定している。これまでに各店で個々に同博物館へ寄付してきたが、今回は3店の寄付をまとめて一緒に贈った。
 高塩さんは20年ほど前から同館のメンバーであり、個人的にも寄付を続けているという。その理由を「日系の先人の苦労があるから、われわれがいる。その史実を伝える日本人町にある博物館を助けたいから」と説明。また、最近は「日本人のパワーが弱くなっている」と指摘し、寄付には日系社会に奮起を促す意味合いも含まれているという。
 キムラ館長は、博物館が寄付で成り立っていることを強調し、高塩さんと本多屋の継続した多大な支援に謝意を表した。「高塩さんは、博物館の活動をよく理解してくれて、すばらしい」と話した。
 高塩さんは渡米後、「一生懸命やれば、必ず成功する」を信念にがむしゃらに働いてきたという。これに対し、キムラ館長は「単身渡米して身を起こし、アメリカンドリームをつかんだ。社会貢献も果たしていて、新一世の模範だ」と称賛した。【永田潤、写真も】

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