大会は、同大学が主催して今年で54回目になる。近年になって年々規模を大きくし、今年は約30カ国から800人のトップアスリート(約200人が国際レベル)を筆頭にユース約6000人を含め計1万4000人がエントリー。陸上シーズンの幕開けを告げる華やかな大会でもある。
今年はまた、オリンピックイヤーに当たるため、五輪のメダリストなど有力選手が集まり、高レベルの戦いを見せた。男子棒高跳びで沢野大地(富士通)は5メートル72を跳び五輪A標準をマークし2位となった。北京五輪の男子百、二百メートルで銅、昨年の世界陸上で同2種目2位のウォルター・ディックスは、百メートルを9・85秒の世界トップレベルのタイムで優勝し会場を大いに沸かせた。
川本監督のチームの同大会参加は、12、13年前から。兼任する福島大の選手が日本のトップに成長し競争相手が減ったため「刺激を求めて」、毎年参加している。同監督は「地元の福島はまだ寒いので、暖かい気候のこちらで先に仕上げることで、春のサーキットに向けていい調整ができる」と参加の意義を強調する。海外での合宿については「時差の調整はもとより、日本語の通じない環境で他の生活面に置いても国際感覚を磨く点で大切」とし、ロンドン五輪をにらむ。
同陸上部は昨年、東日本大震災の大きな影響を受け、思うような練習ができなかった。6月の日本選手権、7月のアジア選手権、8月の世界選手権に選手が出場したが監督は「チームとして機能せずに終わってしまった」と振り返る。だが「昨秋からきっちりと計画を立て、6月の日本選手権、そしてロンドンに向けて備えてきた」。2週
間の合宿を終え「いい状態に仕上がった。試合感がつかめていないので、いいタイムは出なかったが、それぞれのポイントをはっきり出して、タイム以上の成果が得られた。修正をして、5月の春季サーキットで五輪標準記録の突破を目指したい」とし、日本選手権で結果を出す考えを示した。
2大会連続の五輪出場を目指す青木沙弥佳は、ロンドン五輪は四百メートルハードルと千六百メートルリレーの2種目に絞る。今大会は2回目の参加で、米合宿について「福島はこの時期は寒い日が多いので、カラッとした青空の気候でレースができるのは、速く走ろうという気になり、気持ち的にもいい」と述べ、調整は順調に進んだという。だが「まだ、自分のベストの走りではない」とし、「シーズンに向け、やらないといけないことがはっきりと分かった。ハードルのインターバルの走る感覚を身につけるためにもっと練習しなければならない」と課題を挙げた。五輪に向け「まず、出るために頑張って代表にならなければならない。前(北京五輪)は、出場するだけという感じだったので、今度はもっと(他の選手と)肩を並べて走って、予選突破などを狙って頑張っていきたい」と意欲を示した。

































