「もちアイスクリーム」や「ジェラート」で有名な三河屋のCEOで、ロサンゼルス日系社会のリーダー、フランシス・橋本さんが4日午後1時45分ごろ、肺がんによる合併症と心臓発作のため、パサデナにある自宅で死去した。69歳だった。葬儀は10日(土)午前10時から、日米劇場で営まれる。
 アリゾナ州のポストン日系人収容所で生まれ、ボイルハイツで育った橋本さんは、小学校の教師を経て、家業である和菓子店「三河屋」を継ぎ、1970年にCEOに就任した。以来、モチアイスクリームやベーカリーの販売、倉庫管理などで事業を拡大していった。
 社会活動にも情熱を注ぎ、小東京ビジネス協会や二世週祭基金、南加日系商工会議所などをはじめ、これまでさまざまな日系団体で多くの役職を兼任。二世週祭では、コロネーションボウルにパフォーマンス部門を取り入れたり、日本の伝統文化に焦点を当てるなど、娯楽性を高め集客数アップに貢献した。また、姉妹都市名古屋市との交流にも大きく寄与した。
 橋本さんの長年にわたるコミュニティーへの貢献をたたえ、15日(木)午前10時から、小東京の2街とアズサ通りにあるプラザに同氏の名前が命名される式典は、予定通り行われる。

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