「初的」テーマに事始め:色紙展開幕、力作多く

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真境名本流琉舞道場による舞踊(写真=マリオ・レイエス)

 

「板割り」の儀式で矢を射る小阪博一氏

日米文化会館の恒例の年始行事「事始め」が6日、同会館の日米劇場で開かれ、今年のテーマ「初的(はつまと)」にちなんだ日本、米国、韓国の6つのステージパフォーマンスが約1時間にわたり繰り広げられ、約350人の観客を魅了した。
 幕開けは、マンザナ収容所生まれのジョージ・テツオ・アベさんが扮する「虚無僧」で、ステージに降り積もる雪の中、尺八を吹きながら歩く幻想的なシーンで始まり、続いて伝統的な韓国舞踊、コーバンダンススクールのモダンダンス、沖縄の真境名本流琉舞道場の舞踊が披露された。最後の清めの儀式は、ロサンゼルスの弓道会「一弓」によるパフォーマンス。同会館のアーティスティック・ディレクター小阪博一さんが静寂の中、矢を引き、的の板を射抜くと、会場から一斉に拍手が送られた。
 新年のあいさつでは、同会館のビル・ワタナベ暫定館長が 「昨年はあまりよい年ではなかった。2013年はよりよい年になるよう頑張りたい」などと述べた。同会館は組織改革への新たな取り組みとして昨年1月に新たにCEOのポストを設け、大手企業の出身者をトップに迎えたものの、7カ月後に辞任を発表するなど、不穏な1年だった。サンディー・サカモト理事長は、長年の貢献者である三河屋社長のフランシス・ハシモトさんが昨年11月に他界したことにふれ、ハシモトさんの死を悼み、

参加者に餅を投げるサカモト理事長

同会館へのさらなる支援を呼びかけた。
 最後に来賓の新美潤総領事、国際交流基金ロサンゼルス日本文化センターの伊藤実佐子所長らによる鏡開きが行われた。乾杯に続いて幸運を願う紅白の餅投げも行われた。
 また、同会館のドイザキ・ギャラリーでは第15回目の色紙展もこの日始まった。日米から寄せられた色紙130点は、個性豊かな力作が多く展示されている。レセプションでは、来場者らに甘酒と大福もちなどがふるまわれた。同作品展は今年のテーマを「初的」とし、色紙に個人の思いや夢を表現するもので、ダライラマ14世、昨年末に他界した歌舞伎俳優の中村勘三郎さんらの作品も含まれる。同作品展は2月24日まで。

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