「ひょっとするかも…」

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 ふる里は遠きにありて思うもの—。特に外国生活が長い人にとっては、家族友人のことや山川草木のたたずまいを気にかけ、祖国の現状や未来に思いを馳せる気持ちは募るばかり…なのではなかろうか。
 日本は今、東日本大震災からの復興、近隣国との領土問題、TPPなどの経済問題エトセトラと課題山積。日々伝えられるニュースに切歯扼腕(せっしやくわん)している人は多い。こうした状況の中で、「海外に住んでいる日本人の思いを直接、日本に届けるメッセンジャーになる」として、今年7月に予定されている参議院選神奈川選挙区に加州オレンジ郡の笹谷廣治さんがアメリカから初めて立候補を表明している。
 日本の国政選挙では2004年の参院選に南米パラグアイから高倉ミチオさんが立候補したことがある。この時は知名度やこれといった実績がなかったため自民党比例区代表33候補の中で最下位落選という惨敗に終わっている。
 今回の笹谷さんはどうだろうか。20代後半から政界、とくに地元神奈川県で有力政治家の選挙運動にかかわり、知名度のほか警察畑出身の組織票もある。さらに、神奈川県選挙区の改選数が前回までの3人から1人増えて4人になったのも笹谷さんにとって好材料だ。
 本日の2面コミュニティー欄にあるように、すでに確固とした政策も公表して、出馬態勢は着々と進められている。これまでの経歴や不正に立ち向かう実行力にも定評があるので、「ひょっとして、ひょっとするかも…」との期待が在外有権者に芽生えているのは、笹谷さんにとって頼もしい応援になりそう。
 笹谷さんはまた、国民の医療と健康問題にも熱心で、各種特許を取得。骨を丈夫にし健康に過ごすための「骨づくり財団」を創設して、50歳からのカラダ改造計画を推進中だ。「私は今77歳ですが、骨年齢は20歳代、血管は30歳代だと医者から太鼓判を押されています」
 骨の強化は最大の老化防止策との信念で簡単な体操を編み出し、各地の日系コミュニティーを中心に無料の講習会を開いているのもユニークな活動。その元気パワーで、アメリカからふる里日本へ、力強い新風を吹き込んでもらいたい。【石原 嵩】

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