ピクニックたけなわ:青空の下、親睦深める

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沖田会長(左)とヒラノ・ジャニス婦人会長(右)から奨学金を受賞したブラッドリー・クワハラさん(中央)

 南加各県人会のピクニックがたけなわを迎えている。福島県人会(紙本マイク会長)と熊本県人会(沖田義邦会長)は14日、ブエナパークのジョージベリス公園で西側と東側にそれぞれ分かれ、毎年恒例のピクニックを開催した。青空の下、会員家族が集い、美味しい食事とゲームなどの余興を楽しみ、親睦を深めた。【吉田純子、写真も】 
 
 福島県人会
 被災地支援の継続誓う
 復興イベントへ参加呼び掛け

 
 南加福島県人会は同公園の西側でピクニックを開催した。およそ80人が集まり、バーベキューやマジックショー、ゲーム大会を楽しむとともに、震災後、今なお復興に向け奮闘する故郷への継続的な支援を誓いあった。

スイカめがけて勢いよく棒を落とす参加者

 同県人会は2012年から始まったロサンゼルス市警察本部で行われている追悼集会「Love to Nippon」に過去2回参加。今後10年行われる同集会は、来年は福島県を中心に開催される予定となっており、紙本会長は「震災を忘れないよう、県人会をあげて同イベントをサポートし、協力していきたい」と強調した。
 またアーバイン市の田中ファームが開催する震災で被害を受けた日本の農業の復興を支援するイベント「Walk the Farm 2013 」に今後も参加し、被災地をサポートし続けるよう会員らに呼び掛けた。
 バーベキューやちらし寿司、手作りまんじゅうなどに舌鼓を打った後は、待ちに待ったエンターテインメント。
 福島県出身のサクソホン奏者による演奏や、ハリウッドのマジック・キャッスルからやってきたマジシャンが見事なショーを披露し、会場を沸かせた。
 ゲーム大会では水風船投げやスイカ割りが行われ、子どもたちは元気にはしゃぎながら交流を楽しんでいた。
 同県人会のピクニックでは、福島県出身でカリフォルニアの「ライスキング」と呼ばれた故国府田敬三郎氏が「自分亡き後、福島県人会に米を寄贈し、会員にふるまうように」と残した遺言のもと、毎年米が寄付されている。今では同氏の孫の代になっているというが、それでも毎年欠かさずたくさんの美味しい米が届けられている。
 今年も送られてきたもち米と北海道の大納言を使って会員が美味しい赤飯を炊き、参加者全員に振る舞われた。

 熊本県人会
 優秀な学生に奨学金授与
 民謡やゲームなど余興を満喫

 
 南加熊本県人会は同公園の東側で婦人会、3世クラブと合同でピクニックを催した。およそ80人が集まる中、優秀な成績で高校を卒業した今年度の奨学金受領者への授与式が行われ、ゲームや日本民謡などの余興も楽しみながら、会員らは交流を深めた。

ドーナツ食い競争を楽しむ子どもたち

 会場には出来立ての焼きイカの香ばしい香りが立ちこめ、焼きそばや弁当、おはぎ、かき氷などたくさんのごちそうがテーブルに並び、会員たちの食欲をそそる。
 沖田会長が「今年もたくさんの会員が集まってくれました。ゲームなどの余興も用意していますので、思いきり楽しんで下さい」とあいさつしピクニックはスタート。
 毎年、同県人会はピクニックで、優秀な成績で高校を卒業した若者に奨学金を授与している。今年の受領者は曾祖父母が熊本県出身だというブラッドリー・クワハラさん。今秋からカリフォルニア州立大学サンバナディーノ校(ポリティカル・サイエンス専攻)に通う予定になっている。「頂いた奨学金で教科書を購入したいと思います」と語り、県人会のメンバーの温かな支援に感謝の言葉を述べた。
 熊本県宇城市出身の森かつ子さんは、同県のPRマスコットキャラクター「くまモン」のTシャツとバックを携えて参加。「くまモン」は2011年のゆるキャラグランプリの王者で、今日本では全国的に人気のキャラクターとなっている。
 「くまモンのグッズを持っていると米国人も『かわいい』と興味を持ってくれる。熊本を代表するくまモンが米国でも広く知られるようになったらうれしい」と語り、故郷の人気者を応援していた。
 食事の後の余興では、日本民謡のロサンゼルス竹嶺会のメンバーが、花笠音頭や他県の民謡を歌い上げ、会場を盛り上げた。
 続いてゲーム大会が行われ、洗濯物競争や、ドーナツ食い競争などに子どもたちは汗を流して賞品を獲得し、真夏のピクニックを思いきり楽しんでいた。

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