全米精神疾患患者家族会:4000人が支援ウォーク

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5日にサンタモニカで行われたNAMIウォーク・ロサンゼルスに参加したサウスベイ支部と日本語サポートグループのメンバー

5日にサンタモニカで行われたNAMIウォーク・ロサンゼルスに参加したサウスベイ支部と日本語サポートグループのメンバー


NAMIサウスベイ支部内に発足された日本語サポートグループのメンバー。左から2人目が発起人の植木ちあきさん

NAMIサウスベイ支部内に発足された日本語サポートグループのメンバー。左から2人目が発起人の植木ちあきさん


 精神障害の正しい知識をもってもらうことで差別や偏見をなくし、障害者や障害者を持つ家族の支援を目的とした、全米精神疾患患者家族会(NAMI、本部バージニア州アーリントン)の「NAMIウォーク・ロサンゼルス」が5日、サンタモニカのサードストリート・プロムナードで催され、家族や支援者ら約4000人が参加、約37万ドルの寄付金が集まった。
 同ウォークは、精神障害啓もう週間であるこの時期に全米50州で同時期に開催され、今年で10年。同ウォークにより集まった寄付金は、NAMIが行う障害者の社会復帰支援や、障害者を持つ家族のための教育プログラムなどに充てられる。
 NAMIによると、現在何らかの精神障害があると診断されるアメリカ人は、年間4人に1人または6000万人に上るといわれており、「精神障害の正しい知識を学び理解を広め、差別や偏見のない社会に変えるべき時に来ている」と訴えている。
 サンタモニカで行われたロサンゼルスのNAMIウォークには、ロサンゼルス郡内にある15支部メンバーとその支援者らが参加し、5キロを歩いた。2012年4月にサウスベイ支部内に発足した「日本語による家族支援グループ」からも9人が参加し、精神障害に関する広い理解を求めた。
 ウォークに参加して今年で3回目となる日本語グループの発起人で代表を務める植木ちあきさんは、「アメリカで4人に1人が精神障害にかかるといわれている時代。精神病も体の病気と同じように、周りの人たちにためらわず言えるような社会になってほしい」と訴えた。
 日本語グループでは、統合失調症や躁鬱(そううつ)病などといった精神障害者の家族を支援する目的で、毎月第2月曜日午後1時半から、レドンドビーチで会を開いている。現在31人のメンバーがおり、互いの状況を共有し合うことで「ひとりじゃない」と支え合うとともに、精神疾患専門の看護師や元ソーシャルワーカーなど専門家を招き、情報交換や勉強会なども行っている。
 同グループに関する詳細は植木さんまで、電話310・372・0981(自宅)または310・227・9352(携帯)。NAMIのホームページは―
 www.nami.org
【中村良子】

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