宮城流能松会: 芸歴60年、盛大に祝う

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各地からの賛助出演者と門下生が出演した舞踊「長者の大主」

各地からの賛助出演者と門下生が出演した舞踊「長者の大主」

 宮城流能松会の会主、宮城能松の芸歴60周年記念公演が20日、小東京のアラタニ劇場で催された。沖縄から宮城流二代目家元の宮城能造らをはじめ、ハワイの安冨祖流朝一会や当地の北米沖縄県人会芸能部の教師らも賛助出演。門下生4人に対する免許授与式も行われ、同師の琉球舞踊発展に懸けるこれまでの功績と情熱をたたえた。
「月見踊り」を情感豊かにしっとりと踊る宮城能松

「月見踊り」を情感豊かにしっとりと踊る宮城能松

 舞台は舞踊「長者の大主」で幕を開けた。長寿延命を保つ長者の大主が子孫を引き連れ登場し、五穀豊穣と村の繁栄を祈願する祝賀舞踊で、60周年を記念する舞台にふさわしい華やかな演目に観客からは歓声があがった。
 続いて宮城能松の60年の歩みがスクリーン映像とともに紹介され、これまでの同師の活動を振り返った。
 宮城能松は「60年間頑張ってこられたのは師匠からの教えと皆さんからの温かい支えがあったからこそ。いつも応援して下さりありがとうございます」とあいさつし、今後も芸の道に精進することを誓った。
 同師の門下生、沼田美智子さんと上村多美子さん2人に師範免許を、中島理智子さん、ハヤット・艶子さんの2人に教師免許の授与も行われ、会場はさらに祝福モードに包まれた。
 この日は宮城流能造初代家元の創作、同二代目家元の構成で「尚徳王天国で舞う」と宮城能松自ら作詞、創作した舞踊「四季の開花」、「寿の舞い」なども披露された。
 宮城能松は1952年に宮城能造琉舞研究所に入門、琉球舞踊宮城流初代家元の宮城能造師に師事し、「藝道無限」の精神でその後60年間、琉球舞踊の道を歩んできた。
宮城能松(左端)から師範免許を手渡された(前列左2人目から)沼田美智子さん、上村多美子さんと教師免許を授与された中島理智子さん、ハヤット・艶子さん

宮城能松(左端)から師範免許を手渡された(前列左2人目から)沼田美智子さん、上村多美子さんと教師免許を授与された中島理智子さん、ハヤット・艶子さん

 69年に渡米後は、加州オレンジ郡の本部をはじめ、オックスナード、サウスベイ、ニューメキシコ、ノースカロライナ、ジョージア・テネシー、テキサス州、ニューヨークに支部を持ち、琉球民謡、舞踊の伝承に尽力し、後継者の育成に力を注いできた。
 82年には教師名取を、84年には師範免許を授与された。
 また琉球民謡は玉城安定師に師事し、79年には教師免許を取得し芸域を広げてきた。
 96年から北米沖縄県人会の芸能部長を2年間務め、99年には南加日系商工会議所より地域社会への貢献が認められ感謝状が手渡され、2012年には日系婦人会選出功労賞(Women of The Year)を受賞した。 【吉田純子、写真も】
宮城能松自ら創作し、蝶と四季の花々を群舞で表現した舞踊「四季の開花」

宮城能松自ら創作し、蝶と四季の花々を群舞で表現した舞踊「四季の開花」

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