錦友吟詩会:南加地区が秋季大会

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頼山陽作「本能寺」を連吟する宮本義水さんと明光儀水さん

頼山陽作「本能寺」を連吟する宮本義水さんと明光儀水さん


「松の緑」を披露する長唄「みのり会」のメンバー

「松の緑」を披露する長唄「みのり会」のメンバー


今年は6人で軽快な津軽三味線を披露した「佐々木光露会」

今年は6人で軽快な津軽三味線を披露した「佐々木光露会」


 観水流米国錦友吟詩会の南加地区(竹之下観水三代目宗家、重川昭水南加地区理事長、8支部、会員73人)は20日、2013年度南加地区秋季大会ならびに、長唄「みのり会」、津軽三味線「佐々木光露会」発表会をトーレンスのミヤコハイブリッドホテルで盛大に催した。在ロサンゼルス日本総領事館の後援。
 同会は例年、春季、秋季大会ともにフレズノで行っていたが、昨年から秋季大会を南加へ移し、日本伝統芸能文化の継承とさらなる発展を願い、長唄「みのり会」と津軽三味線「佐々木光露会」との共催へと変えた。今年はあらたに落語家の伊勢や赤福さんも加わり、秋季大会には各会のメンバーや関係者のみならず、40人を超える一般観客も訪れるなど、例年以上に盛大に行われた。
 錦友会本部理事を務める前田龍水さんによると、昨年の3団体合同開催の反響は予想以上に大きく、錦友会に至っては、10人の新会員が入会したという。「詩吟に限らず、会員数の減少に苦しむ会は多い。新会員を増やすためにはまず地元で活動し、存在をアピールして身近に感じてもらうことが大切と思った」といい、友人などからの紹介で「みのり会」と「佐々木光露会」、そして今年は落語との共催が実現したという。
 また4団体が協力することで、総領事館の後援を得られるほか、より広く一般の人に来場を呼びかけることができるといい、実際、45席用意した一般来場者用の座席はほぼ埋まった。前田理事は、「日々練習に精進する会員にとっても、お客さんを前にした発表の場があるのは身が引き締まる思い。より一層練習にも力が入る」とし、今後も4団体の協力関係を続けていきたいとした。
 
堂号に昇格し、竹之下宗家(右)から賞状を授与された渡辺さん(左)と桜井さん

堂号に昇格し、竹之下三代目宗家(右)から賞状を授与された渡辺さん(左)と桜井さん


 大会は、物故者へ追悼が捧げられた後、境田雷水・本部理事の先導で高橋藍川作の「錦友会会詩」を吟じ、吟詠、落語、長唄・三味線、津軽三味線と続いた。
 詩吟は1部、2部、3部と分かれ、新会員から師範までが日々の練習の成果を発揮した。落語は、伊勢や赤福さんが「お菊さん」を、長唄のみのり会は「松の緑」「元禄花見踊り」を、津軽三味線の佐々木光露三絃会は「リンゴ節」や「津軽タント節」「花笠音頭」などをそれぞれ披露し、来場客は歴史ある日本伝統芸能を満喫した。
 またこの日、錦友会オレンジ支部の渡辺美起枝さんと桜井享子さんがそれぞれ「永堂」「日堂」と堂号に昇格し、竹之下三代目宗家から賞状が手渡された。
【中村良子、写真も】

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