生徒が学習の成果発表:コンパクト機で「自然」撮る

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多くの来場者で賑わった生徒の写真展

多くの来場者で賑わった生徒の写真展

自慢の作品を披露する3人の生徒

自慢の作品を披露する3人の生徒

 日系パイオニアセンター(マック宮崎会長)の基礎の写真教室は、「自然」をテーマに撮影した写真展を2、3の両日、日米文化会館で催した。生徒15人がコンパクトカメラで写した約60作品を出展し学習の成果を発表、受けた評価を今後の糧とする。
 2月から基礎を徹底的に習った生徒たち。「写真は構図がすべて」と力説する講師の教えを守ったことが、個々の作品の随所に表れている。構図の決定は、被写体を真ん中に捉える「日の丸写真」を極力避けたため、フラットな写真は見られない。花々と山海、川面を並んで進む鳥3羽、海に沈む夕日など、複数の被写体を重ねて立体的に撮った工夫が見て取れる。中には、真っ赤な夕日に花を合わせ、シルエットにした芸術作品も見られ異彩を放っていた。
 クラスは、高齢者が多い生徒に合わせ、コンパクトで気軽に撮ることがモットー。作品はコンピューターの画像処理を行わず、オリジナルに近い状態で飾った。写真は近頃、コンピューターや携帯電話のモニターで見るだけの人が多くプリントする機会が滅法減っている。だが、今回作品を大きく引き伸し、披露したことで生徒は自信を付け、今後の作品作りの励みになったという。
生徒の作品を鑑賞する来場者の高野裕子さん

生徒の作品を鑑賞する来場者の高野裕子さん

 クラスがきっかけで写真に凝る人もいて、自慢の作品を見せ合ったり、撮り方を教え合うなど、趣味を謳歌している。生徒の高橋由美子さんは、写真展について「自分の写真を誉めてもらい、日の目を見たような感じがしてうれしい」と目を輝かせていた。
 来場者の高野裕子さんは、トラベルコーディネーターを職業とする。世界の各地を旅し写真を撮るが、撮影は苦手なため同写真教室に入って学ぶ意志を示し「上手に撮って孫たちに見せたい」と話した。講師の岡田信行さんは、クラスで次々に質問を受け対応したことで「生徒のやる気を感じた。教える側が圧倒されるほどで、写真に対する情熱が一人ひとりの作品ににじみ出ている」と、教え子の努力を誉めたたえた。
 来期の写真教室は、来年2月に開講予定で、日本語で誰でも受講できる。
 詳細はパイオニアセンターまで、電話213・680・1656。
【永田潤、写真も】

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