南加広島県人会:「仁」を今年のテーマに団結

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今年の奨学金受賞者。左から3人目が福間さん、向井さん、沢田さんの代わりに出席した母親の美香さん

今年の奨学金受賞者。左から3人目が福間さん、向井さん、沢田さんの代わりに出席した母親の美香さん。左から2人目が井川会長


奨学金受賞者のチューさんと母親のナオコさん

奨学金受賞者のチューさんと母親のナオコさん


 南加広島県人会(井川隆実会長)は9日、2014年度定期総会および奨学金授与式をモンテベロのクワイエット・キャノンで催した。会場に集まった会員は、今年の年間行事日程や役員などを決議するとともに、奨学金受賞者にエールを送った。
 井川斎事務局長の司会で始まった定期総会では、先亡者への黙とうに続き庶務報告が行われた。その中で井川さんは、会員の高齢化が年々顕著になってきていると指摘。井川さんの統計によると、現在94歳以上になる1920年前生まれの会員が14人、うち100歳が1人、また20年から29年生まれの会員が50人、30年から39年生まれの会員が64人で、75歳以上の会員が同会全体の半数以上を占めているとし、今後どのように若者会員を取り込んでいくかが大きな課題であるとした。
 その後、各種会計報告、婦人会の活動報告などが行われ、今年一年間の主要行事日程を決定。井川隆実会長の留任も承認された。
 2012年に会長に就任して以来、井川会長は毎年新年に今年一年を表わす漢字を発表している。2012年の「絆」、翌13年の「和」に続き、今年14年は、思いやりやいつくしみ、人やなさけという意味を持つ「仁」を選んだ。井川会長は、和食がユネスコ無形文化遺産に登録されたことなどを挙げ、「戦後69年が経ち、日本が日々地道に努力してきた成果が実ってきている」と述べ、「仁」を持って一年を過ごしましょうと会員に呼びかけた。
 奨学金授与式では、向井ケンさんから受賞者が紹介された。今年は、アーバインにあるアーノルド・ベックマン高校シニアのナオミ・ニーナ・福間さん、パサデナにあるウエストリッジ女子高校シニアで、ブラウン大学への入学が決まっているアヤコ・キャサリーン・チューさん、カリフォルニア州立大学ロングビーチ校でフィルムを専攻するエミコ・ディアナ・向井さん、ブラウン大学で生物学とアートを専攻するヨシエ・エリー・沢田さんの4人が選ばれた。
 福間さんは高校卒業後にカリフォルニア大学ロサンゼルス校への入学を希望しており、将来はメディカルスクールを目指している。今年の夏には初訪日を考えているとし、日本でさらに家族史を学べるのを楽しみにしていると話した。
 ブラウン大学への進学が決まっているチューさんは、古典や英語、歴史に興味があり、日本語も勉強した。かつて日本を2度ほど訪れたことがあり、一度は日本に住んでみたいと話した。
 子供のころから県人会のピクニックによく参加していたという向井さんは現在、映画の勉強をしている。将来は映像編集やカメラなどアート・エンターテインメント分野で活躍したいと話した。
 この日、大学のアクティビティのためあいにく欠席となった沢田さんは、代わりに母親の美香さんが出席した。
 今年のピクニックは、6月22日(日)を予定している。
【中村良子、写真も】

2014年度定期総会に集まった南加広島県人会のメンバーら

2014年度定期総会に集まった南加広島県人会のメンバーら

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