「大反響の」違反切符

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 5月3日付の磁針で、信号が赤になる前に横断歩道を渡り終えたにもかかわらず、秒読み時計と点滅信号が表示された後に横断歩道に足を踏み入れたことで、「ジェイウォーキング」(道路横断歩行違反)の切符を切られた話を書いた。罰金は197ドルと高額で、オンラインで支払うと手数料10ドルが加算され、207ドルだった。
 英語のコラムでも同内容を書いたところ、ウェブは1週間で1万3千件を超えるヒットを記録。「知らなかった」「警察は周知に力を入れるべき」など、驚きや怒り、同情のメールがたくさん届いた。
 法律は法律。切符を切られたことに文句を言うつもりは毛頭ない。しかし、多くの市民が誤解していると分かっていながら、適切な対処を怠っていることは認め難い。まずは周知に力を入れ、最初は警告、そして初犯の罰金額を低くし、2回目、3回目と額を上げていくべきに思う。
 ダウンタウンを管轄するLAPDセントラル課はその後、注意喚起のビデオをフェイスブックに掲載したが、なぜフェイスブックなのか。全市民に同規則を知ってもらいたくないようにも思える。
 コラム掲載後、それぞれの違反切符経験を共有してくれる人も多く、中には驚かされるものもあったので、一部をここに紹介します。
 小東京で運転していた女性は、運良くメーターパーキングに止めていた車に運転手が戻って来たところを見かけたため、右ウィンカーを出し待っていた。運転手が車を出すまで2分もなかったというが、警官に「ダブルパーキング」(二重駐車)だと違反切符を切られたという。
 別の女性は、運転しながらMP3を手に音楽を聴いていたところ、「運転中の通話は違反だ」と警官に止められた。「これは電話ではない。通話も操作もしていない」とMP3を見せながら説明したが聞き入れられず、結局違反切符を切られた。
 また、私と同じ状況でジェイウォーキングの切符を切られた男性の場合、一緒にいた友人が警官に抗議。結果、「公序を乱した」としてその友人も違反切符を切られた。
 市民の安全を守る警官には敬意を示すが、市民との対話や健全な関係構築にも少し配慮があってもいいと思う。【中村良子】

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