受章者2人の功績称える:参加者200人が盛大に祝う

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新美総領事(右)と乾杯する受章者の中村さん

新美総領事(右)と乾杯する受章者の中村さん

 日本政府から昨年秋に叙勲を受けた在ロサンゼルス日本総領事館管区居住の2人の多大な功績をたたえる「叙勲祝賀昼餐会」が8日、モンテベロのクワイエット・キャノンで開かれた。日系社会から参加者約200人が受章者の長年にわたる勲功を称賛し、栄誉ある受章を盛大に祝った。祝賀会は毎年、南加日系商工会議所ファンデーションが主催している。

 受章者は、元南加日米協会理事長で南カリフォルニア地域における対日理解の促進に寄与した旭日中綬章のレイ・トーマス・デッカーさんと、元南加日系商工会議所会頭で日系社会の活性化と日本文化の普及に貢献した旭日双光章の中村達司さん。

勲章を胸に乾杯する中村さん

勲章を胸に乾杯する中村さん

 デッカーさんはあいにく、式には参加できなかったが、南加日米協会のテリー・ハラさんが代理で出席し、ハワード・ミヨシさんがデッカーさんの略歴を紹介した。デッカーさんは大学卒業後、米海軍の任務で駐日したことから親日家となった。退役後は、金融界で活躍するかたわら、日系諸団体で要職を歴任。全米日系人博物館の他、理事17年間、理事長を2年間務めた南加日米協会では、日本の財界から招いた多くの講演会を催し、小渕恵三総理のロサンゼルス訪問も実現させるなど、日米関係の促進に寄与した。
 栄えある勲章を胸に参列した中村さんを南加日商上級副会長の岡本雅夫さんが紹介した。高校卒業後に渡米した中村さんは、苦学して大学を卒業。実業家として成功を収めた後は、慈善家として社会奉仕に尽力し、奨学制度で人材育成に力を注ぎ、日本文化では書道を主に普及に努めた。岡本さんは「地元鹿児島のテレビ局が中村さんを取り上げ、アメリカンドリームを叶えた『薩摩隼人』として、ドキュメンタリーを制作した」と、郷里での英雄ぶりを披露した。
 両者に勲章を伝達した新美潤総領事が祝辞を述べ、各人の業績を「日米関係の促進に大きく貢献した」などとたたえ、さらなる活躍に期待を寄せた。南加日商の青木義男会頭は「南加の日系社会に功績を残した受勲者2人に、地域社会を代表してお祝いを述べたい。今後は、後進の育成に情熱を注いでもらいたい」と期待を寄せた。【永田潤、写真も】
メインテーブルで、叙勲者と主要団体代表の記念撮影。前列左から中村夫妻、後列左が青木会頭、右は新美総領事

メインテーブルで、叙勲者と主要団体代表の記念撮影。前列左から中村夫妻、後列左が青木会頭、右は新美総領事

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