日本選手にエールを

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 米ゴルフツアーで、松山英樹が初優勝を遂げた。日本人で4人目、本格参戦1年目、弱冠22歳での快挙だ。プレーオフにもつれ込み、ハラハラさせたが、ウイニングパットを沈め、大きく両手を挙げてガッツポーズ。大会ホストの帝王ジャック・ニクラウスから優勝トロフィーを贈られ、満面の笑みを見たファンは気持ち良く思ったことだろう。
 松山の恩師や女子の2人の宮里などが栄冠をたたえる中、同い年で親友の石川遼は「日本人が勝ったうれしさはある。けど、けど、悔しい」と、ライバル心をあらわにした。ジュニア時代から切磋琢磨する両雄の優勝争いをアメリカでも見てみたいものだ。
 松山は全米オープン10位、全英オープン6位の好成績を収め、実力は折り紙付き。メジャー大会での日本人初制覇にも期待が掛かる。本人も「次はメジャーで勝てるように頑張りたい」と意気込み、有言実行の松山だけに、今回の優勝でその期待はさらに高まる。
 野球ではヤンキースの田中将の勢いが止まらない。5月は5勝、あいにく1つ負けたものの、メジャー初完封を記録するなどの活躍で堂々、月間最優秀選手に選ばれた。すでにア・リーグ2位の9勝を挙げており、このままの調子でいけば、オールスターゲームにも選ばれることは、間違いないだろう。さらに新人としては異例の野茂以来の名誉ある先発投手をさせてもらえるかもしれないのは、実績のみならず7年の破格の年俸での大型契約など話題性に事欠かないからだ。
 先発投手の評価基準となる1試合の投球回6以上で自責点3以下のクオリティースタートと呼ばれるものがある。田中はメジャーで唯一人、全12試合でこれを記録し、信頼度は抜群。防御率は良くなる一方で、リーグ1位の2.02、1点台は目前だ。5日時点で防御率2位はダルビッシュ、日本人が1、2位を占めるのは誇らしい。
 そして、いよいよサッカーワールドカップが開幕する。最終調整に努める日本代表は、強豪相手の試合にも勝って、上々の仕上がりを見せブラジルに乗り込む。日本選手、特に海外での活躍は、われわれアメリカ在住者にとって刺激になる。エールを送ろう。【永田 潤】

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