鈴木のサージ敗れる:優勝は小倉のミリッシャ

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女子アメフット全米王者決定戦

相手チームの優勝を祝福する鈴木(79)

相手チームの優勝を祝福する鈴木(79)

米女子アメリカンフットボールリーグ「WFA」の全米王者決定戦が2日、イリノイ州シカゴで行われ、アメリカン・カンファレンス覇者で鈴木弘子が所属するサンディエ ゴ・サージは、ナショナル・リーグを制した小倉典子のボストン・ミリッシャと対戦し、34―69の大差で敗れ、2年ぶりの優勝を逃した。ミリッシャは、3年ぶりの全米王者に輝いた。

優勝トロフィーを抱く小倉典子(左)を祝福する鈴木弘子

優勝トロフィーを抱く小倉典子(左)を祝福する鈴木弘子

今季無敗同士の対決は、接戦が予想されたが、思わぬ大差がつき、幕を閉じた。DE鈴木は前半に出場した。サージは、ディフェンスシステムを変更したことが、裏目に出た。前半開始から攻め込まれ、連続タッチダウンを決められるなど0―21と大きく水をあけられた。巻き返しを図り、鮮やかなパスを通してつなげ、タッチダウンを決めるなどし、追いすがるも、相手は要所を押さえ、着実に得点を重ね、点差を最後まで縮めることなく終わった。小倉典子は、DE・FB・LSで活躍した。
サージは、今季レギュラーシーズン7試合で18失点というリーグ一の鉄壁のディフェンスを誇ったが、最後の最後で綻びを見せた。69点を許したこの日は、開幕から12戦目。疲労困憊の中、チームは全体の3分の1の選手が満身創痍で決戦に臨んだ。
ディフェンス陣は、鈴木を含む6人のほとんどが、怪我を押して出場したため、思うようなプレーができず、精彩を欠いた。鈴木は「ディフェンスが崩れ、最後まで立て直すことができなかった。悔いはたくさんあるが、これが今のチームの実力だと思う」と、敗北を認め、後輩の小倉の優勝をたたえた。
鈴木は今季、チームを移籍した。開幕直前で契約したため、チームの構想から外され、「いつも外様のような感じがあり、やりづらかった」(鈴木)。だが、「チームが1度も負けずに勝ち進んだので、気持ちを切らさなかった」と、強い気持ちを持続した。チームでの疎外感を持ちながら、境遇が同じでLAからともに移籍した他の選手11人と、励まし合い頂点を目指した。「最後も勝てると思ったが、負けてしまった。信じられない」と、悔しさをにじませた。

サージの鈴木(左)とミリッシャの小倉

サージの鈴木(左)とミリッシャの小倉

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