榧本流:錦龍会が秋季吟詠大会

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創立10周年でさらに団結

新沢鹿龍師範(中央)の先導で、植野箭龍氏作「錦龍吟詠会会詩」を斉唱する同会会員と来賓

新沢鹿龍師範(中央)の先導で、植野箭龍氏作「錦龍吟詠会会詩」を斉唱する同会会員と来賓


あいさつに立つ後藤穣叡会長

あいさつに立つ後藤穣叡会長


 今年創立10周年を迎えた榧本流米国錦龍吟詠会(後藤穣叡会長)は9月28日、「秋季吟詠大会」を西羅府仏教会の社交ホールで催した。会員は、年内最後の大会とあり、日々の練習の成果を最大限に発揮するとともに、普段あまり聞く機会のない他支部の師範や会員、また他流派の吟士の吟に耳を傾けた。

 新沢鹿龍師範の先導で、植野箭龍氏作「錦龍吟詠会会詩」斉唱後、会員吟詠、来賓吟詠、錦龍会指導者吟詠と続いた。10周年という節目の秋季大会には、ともに吟道精神を学ぶ仲間で、日ごろから交流のある羅府国誠流詩吟会の吟士8人も詩吟を披露。流派を超え、吟の奥深さや詩の素晴らしさなどを共有した。
 会員吟詠のトップバッターとしてステージで合吟「海南行」を初披露した稲岡福子さんと渡辺久子さんは今年2月、サンファナンドバレーのコミュニティーセンターで後藤師範と出会ったのをきっかけに同会へ入会した。

合吟「海南行」を初披露した稲岡福子さん(左)と渡辺久子さん

合吟「海南行」を初披露した稲岡福子さん(左)と渡辺久子さん


 熊本県出身の稲岡さんは、父親が詩吟をたしなんでいたことから、「幼いころから耳にしていたので、父を思い出しながら練習している。今日は、いろいろな方の吟を聞くことができ、とても勉強になった」といい、「いつか私も、作者の心情を伝えられるような吟士になりたい」と意欲をみせた。
 一方渡辺さんは、静岡県在住時に詩吟を習っていたというが、流派が違うため一から勉強に取り組んでいる。「詩吟は奥が深くとても難しいけれど、だからこそやりがいがある」といい、来年の春季大会では1人で堂々と吟じられるよう、これからも練習に励みたいと抱負を語った。
 吟詠大会終了後、秦湧叡顧問が集まった来賓や会員らに感謝の言葉を述べ、食事を経て余興を楽しんだ。
 同会は2004年、観水流米国錦友吟詩会から分離し、初代宗家榧本錦龍師の勝子夫人を名誉会長に迎え「錦龍会」として創立。植野宗龍師を総観に、秦湧叡顧問、後藤穣叡会長のもと、西羅府、小東京、サンファナンドバレー、オレンジコースト、オレンジ、サンディエゴの6支部、会員約35人。昨年、南加詩吟連盟に加盟した。
【中村良子、写真も】

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