米国書道研究会:産経国際書展、入賞者を祝福

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産経国際書展の入賞者と生田会長(左から2人目)

産経国際書展の入賞者と生田会長(左から2人目)

 米国書道研究会(生田博子会長)は16日、小東京のダブルツリー・ヒルトンホテルで第31回産経国際書展と誠心社展への入選入賞贈賞式と謝恩会を開催した。産経国際書会の役員昇格者委嘱状の伝達も行われ、日本文化のひとつである書道の発展に今後も努めていくことを誓い合った。

 産経国際書展は清潔(Clean)、明朗(Clear)、創造(Creative)、品格(Character)の4Cを基本理念とし、これらをもとに審査される。同研究会からは洗練された作品が多く出展されたと評価され、太い線や細い線を使い分け、動きを加えて立体感を出し、さらに見る人に自分の思いを伝えるように書くことを生徒たちは目標としている。
 産経国際書会で副会長も務める同研究会の生田会長が入選、入賞者の発表と、賞状の授与を行った。
 受賞者を代表して清水充さん(同研究会シアトル支部)が謝辞を述べ、「7月28日に東京都の明治記念館で高円宮久子妃から壇上で賞を贈られた時の感動は生涯忘れられない」と振り返った。生田会長からは常に日本女性としての品格を書にも表現するようにと教えられ、この教えを今後も伝えていくとともに、今まで学んできた書の道を基礎として、芸術的要素をさらに磨き、精進していきたいと抱負を語った。
 生田会長は「海外在住の私たちは日系人としての誇りを自覚し、日本古来の伝統文化である書道を広めていかなければならない」と力を込める。書道が国際交流の一端を担っていると思うと、日々使命感を感じるという。生田会長の夫で同研究会をともに立ち上げた故生田観周氏が言っていた「われわれ2世は米国人。米国人のために日本の書道を伝えなければならない」との言葉がいつも心の中にある。近年は4世、5世へと世代が移りつつあり、日本文化の伝承は大切な時期を迎え、「来年は創立50周年を迎え、これからは若い世代の育成にもさらに力を入れていきたい」と語った。
 来賓として出席していた在ロサンゼルス日本総領事館の須賀正広首席領事、南加日系商工会議所の青木義男会頭、産經新聞ロサンゼルス支局の中村将支局長らがそれぞれ祝辞をのべ、書展の入選、入賞者を祝福するとともに、書道を通して日本文化の普及に貢献する同研究会の功績をたたえた。
 産経国際書展の入賞者は(敬称略)▽無鑑査奨励賞=清水充▽会友賞=曽我部鯉生▽特選=桜井知子▽秀作=塚原和子、山本宗治、清水裕理。誠心社展の入賞者は▽特選=生田京子。産経国際書展昇格者は▽評議員=ラモス逸子▽審査会員=清水充▽会友会員=安藤法子、生田京子、桜井知子、清水裕理、塚原和子、山本宗治。
【吉田純子、写真も】

 誠心社賞の入賞、入選者と生田会長(右端)


誠心社賞の入賞、入選者と生田会長(右端)


来賓として出席した日系コミュニティーの代表者と記念撮影に納まる生田会長(前列中央)

来賓として出席した日系コミュニティーの代表者と記念撮影に納まる生田会長(前列中央)

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