LA郡一帯:強風伴う大雨被害

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 ロサンゼルス郡一帯は11日夜から、強い風を伴う大雨に見舞われた。雨は夜通し降り続け、停電や強風で木がなぎ倒されるなどの被害がでたほか、一部地域では洪水も発生し、住民が避難する事態となった。

 全米気象サービスによると、沿岸部とサンファナンドバレーエリアでは1時間に1〜2インチ、山間部では2〜4インチの降水量が観測された。12日朝までに多くの地域で強風はおさまったが、同日午前4時から5時にかけてマリブキャニオンで時速61マイル、サンゲーブル山系のキャンプナインでは時速73マイルの最高瞬間風速を観測した。
 ロサンゼルスから北西50マイルにあるベンチュラ郡カマリヨスプリングスでは洪水により土石流が住宅地に流れ込み、124世帯に避難勧告が出された。またロサンゼルス郡東部のグレンドーラでも土石流が発生し、住民に避難勧告が出されている。
 LA郡西部やベンチュラ郡東部では、引き続き洪水が発生する恐れもあるとして住民に注意が呼び掛けられている。
 大雨の影響で、12日午前6時頃にはロサンゼルス郡、オレンジ郡、サンディエゴ郡のおよそ4万4千世帯で停電が発生。うち2万6千世帯がロサンゼルス郡だったが、まもなく復旧した。
 大雨はカリフォルニア州全土をはじめ、オレゴン州にも被害をもたらした。停電はサンフランシスコでも発生。オレゴン州では強風により木が倒れ、木の下で寝ていたホームレスの男性が死亡したほか、別の場所でも倒れた木が車に覆いかぶさり、中にいた10代の男の子が死亡した。
 今回の嵐は「パイナップルエクスプレス」と呼ばれる気象現象で、ハワイ諸島周辺の海域で発生し、暖かく湿った大気を伴って北アメリカの太平洋沿岸に到達。激しい雨や強風などを引き起こした。

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