スーパーバグ感染:2家族がオリンパス提訴

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 ウエストウッドにあるロナルド・レーガンUCLA医療センターで、抗生物質に耐性をもつ細菌「スーパーバグ」に患者7人が感染し、うち2人が死亡した事件で、死亡した患者の遺族と、感染者のひとり、18歳の男子学生の家族が、感染源とされる十二指腸内視鏡の製造元「オリンパス」の米国法人などを相手に、損害賠償を求める訴訟をロサンゼルス郡上位裁判所で起こした。

 訴えを起こしたのは男子学生アーロン・ヤンさんの家族と、昨年11月に死亡したアントニア・トーレス・セルダさん(享年48)の遺族。ヤンさんは現在も入院し、治療を続けている。
 原告側は、内視鏡が除菌洗浄しにくい構造になっていたことが院内感染の原因になったと主張している。
 同センターによると、この「スーパーバグ」と呼ばれる細菌はカルバペネム耐性腸内細菌(CRE)で、十二指腸内視鏡の検査後に患者への感染が確認された。患者は昨年10月3日から今年1月28日の間にこの内視鏡を使った検査や治療を通して感染した可能性が高く、これまでに179人に感染の疑いがあるとされている。
 CREに血流感染した場合の致死率は40%から50%。
 オリンパスの広報担当者は「十二指腸用の内視鏡は他の内視鏡に比べて構造が複雑だが、マニュアル通りに洗浄すれば、問題ないことを確認している」と話しているという。また訴訟に関しては、「訴状を受け取っていないのでコメントできない」としている。

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