サウスロサンゼルス地区で15日、ロサンゼルス市警察(LAPD)の警官2人が何者かに銃撃される事件が発生した。当局は警官を狙った犯行の可能性もあるとみて調査を進めている。

 事件は同日午前5時45分頃に発生。警官が覆面パトカーで同地区の65街とブロードウエーの交差点付近を巡回中、犯人グループがパトカーの中にいた警官めがけて発砲してきたという。
 警官は負傷したが、現在容体は安定しており命に別状はないという。
 これまでのところ当局は、事件に関与しているとみられる3人を拘束。現在事情聴取が行われている。
 同地区はギャング関連の犯罪が多発しているエリアであることから、警官が日頃から頻繁に巡回していた。
 事件発生現場付近では昨年8月11日、武装していない黒人青年イーゼル・フォードさん(当時25歳)がLAPD警官に銃で撃たれ死亡する事件が起きている。当局によるとフォードさんは警官の職務質問を無視した後、警官のひとりと取っ組み合いになった。その直後に警官から拳銃を奪おうとしたため、そばにいた別の警官が発砲した。フォードさんの家族によるとフォードさんには精神障害があったという。
 今回の銃撃事件は犯人が警官をねらった意図的な犯行の可能性もあるとして調査している。

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