西ナイル熱:感染の蚊、今年初確認

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 カリフォルニア州で今年初となる西ナイル熱に感染した蚊がサンファナンドバレーで発見された。例年より早く生息が確認されたことから、住民には注意が呼び掛けられている。

 ロサンゼルス郡媒介動物管理局が18日にサンファナンドバレーのシルマーで採取した蚊のサンプルを検査した結果、西ナイル熱の陽性反応が確認された。昨年初めて発見されたのは5月で、今年は例年より2カ月早く発見されたことから、当局は警戒を強めている。
 西ナイル熱に感染した蚊の生息が確認されたのが例年より早かったのには、今年の暖冬が影響しているとみられている。特にサンファナンドバレー地区は夏に気温の上昇が著しいため、今後もさらに注意するよう住民に呼び掛けている。
 現在加州は深刻な水不足に悩まされており、当局によると、干ばつの時は水が十分にある湖や池が少なく、限られた水源に蚊や鳥が集中し水分補給するため、1匹でも感染した蚊や鳥がいた場合は、感染がさらに拡大する傾向があるという。
 西ナイルウイルスは蚊を媒介とするウイルスで、カラスやスズメなど鳥の体内で増殖し、その血液を吸った蚊に刺されることで、人に感染する。感染者のほとんどに症状が現れず、軽い症状として吐き気や発熱、湿疹などがみられる。またごくまれにではあるが脳炎を引き起こし死に至る場合もある。
 50歳以上の人や、糖尿病や高血圧の人が感染した場合は、深刻な症状がみられるケースもあるという。
 加州公衆衛生局によると昨年、西ナイル熱に感染し亡くなった人の数は2004年以降もっとも多い29人だった。

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