動物の名称

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 長年の悩みである「チーター、ヒョウ、レパード、パンサー、ジャガー、ピューマ、クーガーの違い」をこの機会に整理する。生物学的見解から分類法が諸説あるようだが、どれもネコ科の捕食動物だ。
 チーターは何となくわかる。アフリカ大陸中南部の主にサバンナ(熱帯草原)、中東、イラン辺りに生息。体長110〜150㌢、体重40〜70㌔。特徴は胴が長く、脚が細長く、頭が小さい。ネコ科で唯一、爪の出し入れが出来ない。スパイクのように地面に食い込ませ疾走するため常に露出している。スピードが武器。代償としてパワーが劣る。木登りが苦手。黒色斑が散らばるだけの斑紋。目の下に黒線。
 「豹(ヒョウ)」は日本語。和英辞書には「Leopard(レパード)」、「Panther(パンサー)」と表記されている。パンサーは黒豹(Black Panther)をさす場合がある。つまり言葉の違いだけで、どれも基本同じ種類。アジア、アラビア半島、アフリカ大陸の広範囲に生息。南北アメリカ大陸にはいない。体長100〜190㌢、体重30〜80㌔。尻尾が長く、脚はヒョウと比べたら短め。木登りが巧い。全身に梅花状の斑紋。
 ジャガーは、メキシコから南アメリカ大陸のアルゼンチン辺りに生息。アジア、アフリカにはいない。川、湖、湿地の森林地帯を好む。体長120〜180㌢、体重60〜130㌔。脚が太く、顎が強く、顔が大きめ。尻尾は短く体の半分ほど。木登りはもちろん、泳ぎも巧い。
 パンサーとジャガーの見分け方は、梅花状の黒色斑紋の中にさらに黒い点があったらジャガーだ。またジャガーの方が体付きが頑丈でがっちりしている。
 ピューマは、北と南、双方のアメリカ大陸に生息。体長100〜180㌢、体重60〜100㌔。幼い時は斑紋があるが、6カ月ほど成長すると消える。アメリカン・ライオンとかマウンテン・ライオンともいわれる。いわゆる日本語で「山猫」だ。前脚に対して後脚が大きく、尻尾の先が黒い。かつてのインカ帝国を作ったケチュア族が語源。別名クーガーで、南アメリカのインディアンが語源。つまりピューマとクーガーは基本同じらしい。
 ご理解できたでしょうか? 皆、生き残るために長年それぞれの環境に進化適応してきたのです。【長土居政史】

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