奈良さん、豊島さんが活動開始:「ビジット・アオモリ」に意欲

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青森市観光大使

JNTOのLA事務所の藤内大輔所長(中央)からアドバイスを受けた豊島年昭(左)、奈良佳緒里(右)の両青森市観光大使

JNTOのLA事務所の藤内大輔所長(中央)からアドバイスを受けた豊島年昭(左)、奈良佳緒里(右)の両青森市観光大使

 海外在住者として初めて青森市観光大使に今年2月、就任した奈良佳緒里(南加青森県人会会長)さんと、豊島年昭さん(南加ねぶた囃子保存会会長)が、活動へ向け動き始めた。2人は、小東京の日本政府観光局(JNTO)ロサンゼルス事務所を7日、訪問し藤内大輔所長と面談した。

 鹿内博・青森市長からの「青森のことをアメリカでPRして、青森の良さを伝えてもらいたい」という任務を負う2人。「アメリカ人を故郷青森に呼びたい。どうやって宣伝すればいいのか」と知人に相談したところ、観光立国を宣言し、訪日客を誘致するキャンペーン「ビジット・ジャパン」を展開するJNTOを紹介された。青森市から贈られた、県名産のリンゴを彷彿させる赤と緑色の法被をそれぞれ着て、藤内所長を訪れアドバイスを仰いだ。
 所長はまず、2014年度の訪日客数が過去最高の推計1341万人に達し、国別で米国は5番目に多い89万人だと説明。全体の8割が近隣アジア諸国からの中で「欧州やオーストラリアなど遠方の国々に比べ、アメリカ人はダントツで一番。時間とお金をかけて日本に来る大切なお客さま」と強調した。
 LA事務所は、日本を周遊し青森にも寄港する豪華客船「プリンセス・クルーズ」(本社加州サンタクラリータ)を通じた訪日客の誘致のため、同社と共同でロサンゼルス、サンディエゴ、オレンジ郡の旅行会社を対象としたセミナーを昨年実施しており、所長は「東北は今、われわれが一番、力を入れているエリアの1つ」と力を込める。東北の魅力について「ゴールデン・ルート」と呼ばれる外国人観光客に定番の「東京―箱根(富士山)―京都では味わうことができない、地方独特のよさがある」といい、「行く先々でその土地、その土地の文化がありまた、驚きがある」と力説する。青森については、弘前城と城内に春に咲く桜の名所の紹介などに力を注いでいるという。
 日本観光のセールスポイントとして所長は「おもてなし、日本食のおいしさ、町のきれいさ」などを挙げ、「1度日本を訪れた観光客はまた行ってみたいとコメントする人が多い」と話す。「青森のことを知らないと訪れることはないので、まず知らせることが大切」「アメリカ人は日本文化が好きなので、青森の文化体験プログラムを勧めれば喜ばれると思う」などと説いた。
 青森県人会と囃子保存会は、年間を通して各所のさまざまなイベントに参加し、郷土文化を紹介している。ブースを出して、青森観光と、ねぶたの説明を行い、ハネト、囃子は実演するなどの活動を継続。両観光大使は、今夏の二世週祭のグランドパレード(8月16日夕)で、8年ぶりに中型ねぶたが参加することを「絶好のチャンス」と捉え「ねぶたの波に乗って、本場青森のねぶた祭を見に行ってもらい、青森のよさを知ってもらいたい」と願っている。
 同市の観光大使は、観光のPRに留まらず、青森市の情報を発信し、魅力を積極的に宣伝する役目も担っており、2人は「特産物のリンゴやニンニク、山芋などの食文化を紹介したい」とし、目標とする青森物産展開催の実現に向けての紹介も並行して行うという。
 メイキャップアーティストの奈良さんは、テレビ・映画業界に顔が広く「ユニオンにも青森のよさを宣伝したい」といい、豊島さんは「1人でも多くのアメリカ人が青森を訪れてもらえるように頑張りたい」と抱負を述べた。藤内所長の助言について「とても参考になり、活動に役立てたい」と口を揃え、青森には文化の体験プログラムの充実を提案するといい、「ビジット・アオモリ」の展開に意欲を示した。【永田潤、写真も】

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