LA市議会:86億ドルの改定予算案を暫定承認

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治安対策費1135万ドルを追加

 
 ロサンゼルス市議会は21日、エリック・ガーセッティー市長が提案した来年度予算案(2015年7月1日―15年6月)に治安対策費1135万ドルを追加した総額86億ドルの改定予算案を暫定承認した。来週議会で再採決され、その後市長が5日以内に可否を判断する。

 改定予算案には、過去5年間におよぶ雇用凍結により激減した消防隊員の階級制度を元に戻すことを目的に、訓練費および計270人の新隊員の採用費(昨年から180人増)として総額450万ドルの追加予算が充てられる。さらに、消防局を対象とした防火設備やテクノロジーの改良などといった諸経費と、警察局で問題となっている未処理の指紋採取対策費に総額685万ドルが追加補充された。
 予算凍結が続くコミュニティー事業に対しては、日雇い労働センターや家庭内暴力から逃れた被害者のためのシェルター運営に対し、総額810万ドルの追加予算を計上。また、不足する公園のトイレ増設と樹木の整備や伐採などに約100万ドル、公道清掃やごみ箱設置などに5千万ドルを充てた。
 市長が提案した予算案には、ロサンゼルス市警察に対し7千台のボディーカメラ購入を認める内容が盛り込まれていたが、市議会はこれに455万ドルを充てる内容を加えた。
 この他、ガーセッティー市長が盛り込んだパトロールカー内のカメラ設置や、警察内のギャング対策事業部や家庭内暴力対応事業部にそれぞれ追加予算を充てる案などは現状維持となった。また、低所得者用の住宅建設費のための資金運用費として1千万ドルを預託金とすることや、条例執行機関やアニマルコントロール両オフィサーの追加採用なども盛り込まれている。
 予算案は、固定資産税や売上税、ホテル税などから5・5%の歳入増、および約2万人の市労働者が昇給なしを受け入れることを見込んだものだが、労働組合との話し合いは契約が切れた昨年から膠着(こうちゃく)状態が続いている。
 予算案は3億400万ドルの予備金があり、来年度の赤字は一昨年から5600万ドル減の1億6520万ドルと見込まれる。

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