デング熱やチクングニア熱:ウイルス媒介する蚊、加州各地で目撃

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 デング熱やチクングニア熱など、死に至る危険性のあるウイルスを媒介する蚊のヒトスジシマカやネッタイシマカの2種が、ロサンゼルス、オレンジ両郡を含むカリフォルニア州各地で確認されていることを受け、加州公衆衛生局は注意を呼び掛けている。

 デング熱やチクングニア熱は発症した人の血を吸ったヒトスジシマカやネッタイシマカに刺されることで感染する。ヒトスジシマカとネッタイシマカの特徴は、体は黒で足の関節が白く体長は4・5ミリほど。
 加州公衆衛生局のカレン・スミス医師によると、現在までのところデング熱やチクングニア熱にはワクチンや特別な抗ウイルス薬による治療法はないという。感染を防ぐためには、まず蚊に刺されないこと、そして蚊の発生源をなくすことが有効な対策となっている。人から人への直接感染はない。
 デングウイルスに感染してからデング熱が発症するまでの潜伏期間は2~14日。発症後は高熱や頭痛、筋肉痛、関節痛などインフルエンザと似た症状が現れるという。感染者の多くは中東や東南アジア、中央アメリカなどで報告されている。
 チクングニア熱も2週間ほどの潜伏期間の後に、高熱や関節痛などを引き起こす。感染者の多くはアフリカや東南アジアで報告されているが、近年ではメキシコやラテンアメリカ、米国ではフロリダ州でも感染者が報告された。どちらも死に至るケースもあるという。
 スミス医師によると、加州でテング熱やチクングニア熱に感染するリスクは低いとするものの、感染者が旅行などで米国に入国し、ヒトスジシマカやネッタイシマカの2種の蚊を媒介として感染が広がる可能性があると警戒している。
 これまでのところイーストLA、サンゲーブルバレー、アナハイムのほか、サンバナディーノ郡やリバーサイド郡、サンディエゴ郡でもヒトスジシマカやネッタイシマカが目撃されており、加州全体では10郡で見つかっている。
 予防策として、外出の際は長袖や長ズボンを着用し肌の露出を控え、暑い日には窓を開けるより冷房を使用し蚊の室内への侵入を防ぐよう呼び掛けている。

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