LA郡非市政化地域:ペットの猫にマイクロチップ義務化

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 ロサンゼルス郡参事会は20日、同郡の非市政化地域のペットの猫の飼い主に対し、避妊去勢手術と、マイクロチップの埋め込みを義務付ける条例を全会一致で承認した。

 動物保護管理局によると、6月30日までの2015年会計年度に同郡の動物シェルターに保護された猫のうち、飼い主が引き取りに来るケースは全体のわずか2%。残りは殺処分されているという。一方、犬に関しては全体の13%が飼い主に引きとられている。
 シェルターに保護された犬や猫は、数日間はシェルターにとどまり、もとの飼い主、もしくは新しい飼い主が現れるのを待つが、引き取り手が見つからなかった場合は殺処分となる。シェルターはすでに保護された猫で満杯状態となっており、15年会計年度にシェルターに保護された猫2万8911匹のうち2万1055匹が殺処分された。
 犬に比べ猫の方が飼い主に引きとられるケースが少ない理由のひとつとして、体内にマイクロチップを埋め込んでいない猫が多いことがあげられる。また猫に首輪を付けない飼い主も多いため、一度行方不明になると見つけ出すのが困難になる。
 同案を提案したマイケル・アントノヴィッチLA郡参事官によると、同郡では望まれない妊娠によって生まれ、殺処分になる犬を減らすため、06年からペットの犬の飼い主に対してはすでに去勢避妊手術とマイクロチップの埋め込みを義務付けており、そうしたことも犬の殺処分が減少した要因になっているという。
 マイクロチップには飼い主の情報が入力されており、万が一ペットが迷子になった場合、飼い主の連絡先などの情報が瞬時に読み取れるため、飼い主が見つけやすくなる利点がある。
 マイクロチップは米粒ほどの大きさで、注射器を使用し、肩甲骨の皮膚の下に挿入する。痛みはほとんどないという。
 同郡では今後、飼い主の所得に関係なく、50ドルの割引券を提供し、猫の避妊去勢の手術を飼い主に促す。

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