南加山口県人会:110周年記念式典を開催

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 世界大会で鏡開きをする各地の山口県人会の代表者ら


世界大会で鏡開きをする各地の山口県人会の代表者ら


 南加山口県人会(吉本アルトーロ会長)は11月14日、小東京のダブルツリー・ヒルトンホテルで110周年記念式典と第4回在外山口県人会世界大会を開催した。世界4カ国、7県人会から過去最多となるおよそ200人のメンバーが集結。山口県の村岡嗣政知事も出席し、同県人会の110年の歩みを祝福するとともに、今後の益々の発展を願った。

 今年は1885年に第1回官約移民が開始されてからちょうど130年を迎えた。約420人の山口県人がシティー・オブ・トウキョウ号に乗船し、ハワイに移住して以来、多くの人々が後に続き米国や中南米にわたり、幾多の困難を乗り越え、各地でコミュニティーを形成していった。
 同県人会は1905年に創設され、子どもから高齢者まで世代を超えて参加する夏のピクニックをはじめ、新年会などの年間行事を通して会員が親睦を深めている。

 村岡知事(右)から感謝状を授与された吉本会長


村岡知事(右)から感謝状を授与された吉本会長

 村岡知事は、「南加地区だけでなく、世界各地の多くの県人会が後継者問題を抱える中、同会は長州スピリットを受け継ぎ、4世、5世への世代交代にも対応できている」と話し、会員の活動をたたえた。
 記念式典と同時に行われた世界大会では南加地区をはじめブラジル、ペルー、メキシコ、北カリフォルニアのサクラメント、ハワイ州のカウワイ、そして今年初参加のホノルルの山口県人会のメンバーが集結した。県人会の活性化を図るうえで重要な意味を担い、大会を通して交流の輪が一層広がっているという。
 今回のテーマは「つながろう県人会、つながろう山口」。各県人会の代表者はそれぞれの活動内容を報告。山口県と各国の県人会が世界大会を通じて山口県人としての誇りと絆を再確認し、次世代の会員との交流を深めた。
 山口県は初代内閣総理大臣の伊藤博文をはじめ、全国最多となる8人の総理大臣を輩出している。今年訪米を果たした安倍晋三首相の地元も同県である。世界大会に出席した堀之内秀久・在ロサンゼルス日本国総領事は、官約移民が開始された1885年は日本で内閣制度が始まった年でもあることに触れ、「明治維新で新しい日本を作り上げたのは長州藩の若い志士たちでした」と述べ、同県が日本を率いる多くのリーダーを輩出してきたことをたたえた。
 同県人会の吉本会長は「集まった200人と山口県のルーツを共有でき誇りに思っています。国籍関係なく私たちは大家族です。110年前、私たちの先祖は大きな夢と希望を抱いて米国に移住し、懸命に働きました。彼らが礎を築いたおかげで、私たちが活躍できるのです。先人たちに感謝し、これからも団結していきましょう」と呼び掛けた。
 吉本会長には村岡知事から感謝状と山口県の伝統工芸品である萩焼、大内塗、赤間硯の3点セットが贈呈された。
 式典では高齢者33人と長年同県人会の運営に携わった功労者9人への表彰も行われ、村岡知事から表彰状と記念品が贈られた。
 功労者表彰の受賞者は以下の通り。吉本アルトーロさん、中村アーリーン麗子さん、福原リチャードさん、末中直美さん、福原バーン明江さん、大田屋道子さん、マイク・バーンさん、ブルース・トンプソンさん、フサコ・トンプソンさん。【吉田純子、写真も】
 長年にわたり同会の運営に携わり功労者表彰を授与されたメンバー


長年にわたり同会の運営に携わり功労者表彰を授与されたメンバー

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