いけばな教授会:和やかに新年親睦会

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箏曲による「アメージング・グレイス」の旋律をバックに、5教授による恒例の華道奏

箏曲による「アメージング・グレイス」の旋律をバックに、5教授による恒例の華道奏

 2年前に「華道教授会」と「南加いけばな教授会」が合併して誕生した「いけばな教授会」の新年親睦昼餐会が17日、池坊、草月流、小原流、松風流の各教授のほか、顧問、来賓ら30余人が集い、小東京のダブルツリー・ヒルトン内「千羽鶴」で開催された。

 合併後2回目となる新年の集いは正月らしい和やかな空気に包まれて、武市玉春教授(草月流)の司会で始まる。

新年会であいさつを述べる正原祥風会長

新年会であいさつを述べる正原祥風会長

 正原祥風会長(小原流)は「発足時には会則も定まっていない状況でしたが、皆さまの協力により昨年、新しい会則も決まって、こうして2度目の新年会が開かれますことに感謝しています。私は、次の世代へバトンタッチするための中継ぎの役割りを自覚して会長職を務めていますが、会がますます発展していくことを祈り、今年も最善を尽くしていきたい」との抱負を述べて、新春の会長あいさつとした。
 来賓を代表して堀之内サビーン総領事夫人が祝辞を述べる。用意してきた日本語で書かれた漢字混じりのメモに目をやりながら、しっかりした発音で「合併という大仕事を成し遂げ、いけばなの継承、発展に尽力している努力をたたえたい」との趣旨を述べて、いけばな教授会の長年にわたる活躍を賞賛した。
 新年会の恒例イベントである箏曲の調べに合わせて花を生ける華道奏では、新橋律翠(池坊)、楊テイナ(池坊)、成石紀子(小原流)、カサジアン春桂(草月流)、宮原洋秀(草月流)の5教授による生け花作品がおよそ5分間で見事に完成し、披露される。
 名曲「アメージング・グレイス」の優美な旋律(琴奏者の鯨岡牧鳳教授が都合により欠席のためCDで代用)にのせて各流派の特徴を出しながら、松、竹、南天などの縁起物の植物を使って正月にふさわしいフォームに仕上げていく。生け終えてから、各教授がそれぞれ短い説明を加えて作品の狙い所を解説。手際よくいけられた作品の中に、いけばな芸術の持つ奥深さと広がりを感じさせる。
 三宅明己最高顧問の音頭でシャンパンを味わいつつ、それぞれの新年を祝い昼餐に。楽しげな会話が弾んだ食事の後は、これまた恒例の「フラワー・ビンゴ」ゲームの開始だ。立派な景品が用意されているせいでもないのだろうが、みな童心に帰ったようにニコニコ顔でゲームに興じる。
 このほか、カリフォルニア州が「ゴールデン・ステイト」とも呼ばれるように、各州のニックネーム当てクイズも行われて、新春の昼下がりのひとときを和気あいあいと過ごし、相互の健康と繁栄を祈った。
 いけばな教授会は今年も8月の二世週祭に協賛し、いけばな展を日米文化会館ドイザキギャラリーで開催する。【石原 嵩、写真も】

 2016年の新年親睦会に集まった各派のいけばな教授と顧問ら


2016年の新年親睦会に集まった各派のいけばな教授と顧問ら

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