エルニーニョ現: 南加地区で洪水被害

0

 5日から3日間にわたりカリフォルニア州全土で猛威をふるったエルニーニョ現象で、加州各地で被害が報告されている。南加地区は激しい豪雨に見舞われ、各地で洪水も発生した。

 6日には大雨の影響でサンファナンドバレー北部のフリーウエー5が一部通行止めとなり、パサデナでは大雨により柔らかくなった土砂が斜面から崩れ落ち、家屋2世帯が被害にあった。
 全米気象局(NWS)は7日午後、ロサンゼルス郡とベンチュラ郡の山岳地帯に冬季気象注意報を発令。同日夜にはLA郡、オレンジ郡、ベンチュラ郡の沿岸部に高波注意報が発令された。
 大雨によりロサンゼルス川も氾濫し、川沿いで暮らす多くのホームレスへの被害拡大を阻止するため、LA市のエリック・ガーセッティー市長は、ホームレスに対しシェルターへの送迎シャトル・サービスを提供した。
 8日には南加地区の多くのエリアが晴天に恵まれたが、加州沿岸部では再び16フィートの高波を伴う嵐の到来が予想されており、注意が呼び掛けられている。
 NWSによると今回のエルニーニョ現象の到来で、5日の時点でロサンゼルス国際空港(LAX)では1・42インチの降雨量を記録。1日の雨量としては1979年に記録した1・32インチを更新した。
 エンジェル・ナショナル・フォレストにあるサンゲーブル・ダムの6日の降雨量は3・5インチ、ロサンゼルス・ダウンタウンでは2・5インチを記録した。
 ロサンゼルス東部のサンゲーブル山脈では20から28インチの降雪量を記録した。
 エルニーニョ現象は、水温の異常上昇から大気の流れが変化し、高温や低温、多雨などが引き起こされる異常気象。カリフォルニア州では昨年から到来が予想されていた。【吉田純子】

Share.

Leave A Reply