LA市:犯罪率が12・6%上昇、ギャング関連が増加

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 ロサンゼルスのエリック・ガーセッティー市長とロサンゼルス市警察(LAPD)のチャーリー・ベック本部長は13日、2014年から15年にかけて同市の犯罪率が12・6%上昇し、なかでもギャング関連犯罪が増加していたと発表した。

 昨年の同市の暴力犯罪率は20・2%、窃盗犯罪率は10・7%上昇していた。暴力犯罪では殺人率が8・8%増加し、14年には260人、15年には283人が殺人事件で死亡した。15年の殺人による死者のうち165人がギャング関連犯罪で死亡している。
 15年の加重暴行率は前年の1万615件から27・8%増の1万3569件。レイプ犯罪は9・1%増加し1649件報告されている。
 窃盗犯罪のおよそ70%が車の盗難や住宅侵入強盗だった。LAPDによると特に1990年代に製造された車両は狙われる傾向があり、15年に盗まれた車両2400台のうち40%が90年代製だった。
 全米保険犯罪局によると90年代に製造された車両は盗難しやすく、盗んだ車を解体しその部品を売る「チョップショップ」と呼ばれる店でも部品が高く売買されることから、標的になりやすいと指摘している。
 15年の犯罪率は10年前と比べると21・8%低下しており、同市の過去6年間の殺人による死者数は年間300人以下。死者数が1094人だった1992年と比べると、大幅に減少している。
 ギャング関連の犯罪率は14・6%上昇。過去8年間で初めて増加した。
 LAPDのベック本部長によると、ギャング犯罪は目撃者を探すことが難しく、解決に結びつく情報を入手することが困難だという。ベック本部長は、ギャングによる犯罪は地域住民にも危険が及ぶため、早期に犯罪を減らすための解決策を講じていきたいと話している。
 ガーセッティー市長は、犯罪に巻き込まれた人や犠牲者の支援にも今後力を入れていきたいとしている。【吉田純子】

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