サウスベイ事務所開設:リトル東京サービスセンター

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日本語が中心の新1世(戦後移民)へのアウトリーチ

 リトル東京サービスセンター(LTSC)はこのたび、「サウスベイ事務所」をガーデナバレー日系文化センター(Gardena Valley Japanese Cultural Institute=JCI、1964 West 162nd Street, Gardena, CA90247)内に開設する。

 同センターは過去20年以上にわたり、サウスベイの高齢者、介護者、さらに小さな子供を持つ家庭に対して、日本語・英語のバイリンガルサービスを提供してきているが、昨年秋にNeighborWorks® America より助成金を受けたことにより、サウスベイに事務所を設けてより広範囲な日系社会にサービスを提供することが可能になった。

 NeighborWorks® Americaは、コミュニティー活性化のための財政・技術支援などを目的として1978年に連邦議会により設立認可された全米レベルの非営利団体。同団体の支援を得て、リトル東京サービスセンターは、サウスベイ地区の日系コミュニティーの生活環境改善に取り組み、特に日本語が主体の戦後移民のコミュニティーやグループへのアウトリーチを積極的に行うとしている。 

 サウスベイ事務所開設にあたり、19日(金)午前10時から午後2時まで、軽食付きのオープンハウスを開催する。だれでも自由に参加できるが、RSVP(出席登録)サイトのhttp://tinyurl.com/LTSC-SB-rsvpから事前登録が必要。

 JCIのアリソン・コウチヤマ事務局長は、同センターとリトル東京サービスセンターが長年にわたり協力して日系の文化に配慮したサービスを提供してきたことにふれ、新事務所の開設を歓迎。サウスベイの日系社会には欠かせない日本語サービス提供について、「特に日英バイリンガルサービスに期待している」と話している。

 一方、リトル東京サービスセンターは今後、より良いサービスを提供するため、「サウスベイ日系社会のニーズ把握調査」を開始する。調査実施のため、NeighborWorks® America に加え、UCLAのアラタニ・グラントからの助成金も受けている。

 この調査を担当し、サウスベイ事務所のアウトリーチを担当するリトル東京サービスセンターの樋口博子(国際貢献博士)は、「サウスベイの日系社会には、文化・言語・社会的にさまざまな背景を持つ多様なコミュニティーやグループそして個人が居住し、働いている」とし、この調査がサウスベイにおける日系社会の初の包括的な実態把握調査になると説明。「戦前の日系移民だけでなく、いまだに実態が把握できていない日系人口の約半分を占めるようになった戦後移民のニーズを、日本語でのインタビューやグループ・ディスカッションなどを通じて把握していくことが大切」と強調した。

 リトル東京サービスセンターは、ニーズ把握調査の全ての段階においてコミュニティーのさまざまな利害関係者とコンサルテーションを行い、今秋をめどにとりまとめる報告書についても日系社会に幅広く周知していくという。サウスベイ事務所やニーズ把握調査に関する問い合わせは、樋口博士 [email protected]

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 リトル東京サービスセンターは35年以上にわたり、広域ロサンゼルス都市圏で社会福祉サービスを提供する非営利団体。提供サービスは、高齢者支援、家庭内暴力の被害者への支援、ソーシャル・サービス、児童虐待防止、メンタル・ヘルス・カウンセリング、就学前児童教育、低所得者住居建設、青少年プログラム、コミュニティ経済開発など。

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