
余興でギター伴奏とともにデュエットを披露した堀之内総領事(右)とサビーン夫人

今年、会長就任5年目となった西タックさん
総会では庶務、会計報告が発表され、新役員の承認が行われた。また08年から昨年まで8年間会計を引き受けた同会メンバーである福岡健二氏に対し、長年の貢献をたたえ感謝状が贈呈された。
同会の主なイベントは年に1度のラスベガス旅行と新年親睦会となっている。かつては100人ほどいた会員数も年々減少し、現在では会費を集めず活動しているという。
来賓として出席した堀之内秀久・在ロサンゼルス日本総領事が祝辞を述べ、百働会の「百」にちなんだことわざを披露。好きな言葉のひとつに「百尺竿頭に一歩を進む」があり、頂点に達してもさらにその先の一歩を進もうと努力することが人として大切なことだと語った。
さらに「お前百まで、わしゃ九十九まで、ともに白髪の生えるまで」も「百」にちなんだ好きなことわざのひとつだという。夫婦がともに元気で長生きできるようにと妻の立場から言ったことわざだが、「みなさんもパートナーの方とともに長生きをして、今年も1年元気に暮らして下さい」と話した。
4月に80歳になるという西会長は同会のほかLA歌謡クラブや松豊会でも会長を務め、日系コミュニティーのさまざまイベントで司会をこなす。こうした多忙な日々を送ることが元気に長生きする秘訣だと話す。「いつまでも元気でいることは自分のためだけでなく社会にも貢献できる機会が増えるということ。世の中に貢献するためにも長生きをしなければなりません」と自らの目標を語った。

復興支援ソング「花は咲く」を合唱する参加者
昼食後のエンターテインメントでは竹嶺会の民謡のほか日本舞踊、LA歌謡クラブのメンバーによる歌謡曲のほか、堀之内総領事とサビーン夫人がギター伴奏とともにデュエットを披露。親睦会の最後には全員で復興支援ソング「花は咲く」を合唱し、LAから被災地にエールを送った。【吉田純子、写真も】