静岡県人会:若手の蒲原会長2年目、目標かかげる

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今年から「青年部」も新年会に合流

今年の「2つの目標」について熱くスピーチする2年目会長、蒲原孝郎さん

今年の「2つの目標」について熱くスピーチする2年目会長、蒲原孝郎さん

県人会の中ではまだ若手といえる59歳の会長、蒲原孝郎さん。南加静岡県人会のかじ取りを任され今年で2年目になる。今年の新年会には初めて「青年部」を合流させ、会が少しでも活発になるようにと「2つの目標」をかかげた。【中西奈緒、写真も】

モンテベロ市にあるクワイエット・キャノンでこのほど開かれた南加静岡県人会の新年会には、長年の会員から新会員までおよそ60人が集まった。蒲原さんが2年目も会長を務めることが決まり、高齢の先輩会員の表彰、記念撮影、落語、クイズ、ラッフルズなどで楽しいひと時をともにした。

表彰式では、静岡県知事から優良移住者として前会長の柴邦夫さん(86)、高齢者表彰として99歳のタケモト・ヨシコさん、88歳の宮城嶋一さん、ミヤ・シズコさん、櫻田ジェーンさん、矢田敬次さん、77歳の磯部みち子さんが受賞。また、80歳の原田ヨシ子さん、五十嵐リチャードさんには県人会から記念品が贈られた。

表彰を受けた方々。左から、原田ヨシコさん、五十嵐アンさん(五十嵐リチャードさんの代理)、矢田敬次さん、宮城嶋一さん、櫻田ジェーンさん、蒲原会長、柴邦夫さん

表彰を受けた方々。左から、原田ヨシコさん、五十嵐アンさん(五十嵐リチャードさんの代理)、矢田敬次さん、宮城嶋一さん、櫻田ジェーンさん、蒲原会長、柴邦夫さん

99歳の表彰を受けたタケモト・ヨシコさん(左)

99歳の表彰を受けたタケモト・ヨシコさん(左)

創立111年になる南加静岡県人会の会員数は230人で、およそ4分の3は75歳以上。5年前に創設された「青年部」のメンバーは30人ほどで、今まで県人会とは別に活動をしていたが、蒲原会長になってから、県人会本体の活動に合流するようになった。蒲原さんは、若いアイデアで会に新鮮な風を呼び込み、活気づけていくことを年配メンバーから期待されている。

そんな蒲原会長は長年、食品業界に身を置く現役バリバリのビジネスマン。高校卒業まで静岡で育ち、東京の大学を卒業後、名古屋に本社のある「金印わさび」の駐在員として1985年にロサンゼルスに移住し30年間勤めた。2年前にサラリーマンを引退し、現在は食品関係のコンサルティング業務を担いながら、地元静岡県とのつながりも大切にしている。

◎今年の「2つの目標」
蒲原会長は「先輩方のやってきたスタイルを大切に守りつつ」と前置きをして、今年の2つの目標として「若者を増やすこと」と「静岡県とのつながりを深めること」をかかげた。今まで、若者にも静岡県に対してもつながりが「細かった」ということで、この部分を少しでも太いものにしていきたいのだという。

具体的には、静岡県出身の駐在員や留学生たちに気軽に顔を出してもらえるように、日本語メディアや県人会ウェブページなどを活用して会の存在をアピールしていくこと。ゴルフやボウリング、飲み会、夏のピクニックなどで若い人にも楽しんでもらえるようなプログラムを作っていくこと。また、現役で仕事をしている世代に向けて、静岡県企業とのビジネス情報交流やセミナーなどを盛り込み、県人会活動の中に実際に役立つ「実務的な側面」を加えていくことを検討していく。

また、ふるさと静岡県とのつながりをより深めるために、県人会として県の状況を把握し、若者や学校、企業のために役にたてることがあれば積極的に対応する。例えば、県出身留学生の支援や県からの進出企業や駐在員の支援などに、有志をつのって取り組んでいきたいという。今年、県庁の地域外交課で意見交換する予定だという。

◎7人の新しい顔ぶれ
今回の新年会には新しい顔ぶれが7人加わった。会長の中・高校の後輩で、サッポロビールで営業マンとして働く宮原武さん(46)、その奥さんの恵子さん(43)、2人の娘さんの汐美ちゃん(3)と湊美ちゃん(4カ月)。日本食レストラン・ベニハナで長年ゼネラル・マネジャーを務め、静岡県島田市で静岡茶の製茶の会社も営む八木正明さん(61)と、その息子さんで2年前にUCLAを卒業後、自動車会社でエンジニアをしている八木勇樹(26)さん。また、UCLAで現在ビジネスを学ぶ吉永すみれさん(26)が参加。この7人が参加者の平均年齢を一気に引き下げることになった。

八木勇樹さんはアメリカ生まれの新2世「日本には数回しか行ったことがないので自分のルーツを知ることができればと思い、父とともにメンバーになりました。今の若い人たちは自分のルーツを知ろうと思わない人も多いと思うけれど、僕は昔ながらのことを受け継いでいくことはすてきなことだと思っています」とし、父親の正明さんは「これからは今までお世話になった人たちに恩返しをしていきたいと思っています。もっと若い人が参加しやすいように、いろんなゲームやらイベントを考えたいです。例えば、婚活パーティーや合コンなんてどうですか。こちらにきて人と知り合うきっかけというのは何でもいいと思うのです。若い人が飛びつくようなものをやってかないとだめだと思います」と話した。

また、吉永すみれさんは「ビジネスの話など、先輩たちに話を聞くことができてとても参考になります。こういった学びがある会だといいなと思いますし、これからも参加したいと思います」と話した。

青年部も合流し、新たなスタートをきった南加静岡県人会。常に新たな発想と挑戦を求められる「現役ビジネスマン」の蒲原さんだからこそできる県人会リーダーシップに期待が集まる。

7人の新しい顔ぶれ。左から宮原武さん、吉永すみれさん、宮原さんの娘の汐美ちゃん、湊美ちゃん、奥さんの恵子さん、八木正明さん、息子さんの八木勇樹さん

7人の新しい顔ぶれ。左から宮原武さん、吉永すみれさん、宮原さんの娘の汐美ちゃん、湊美ちゃん、奥さんの恵子さん、八木正明さん、息子さんの八木勇樹さん

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