トランプ氏、コスタメサで集会:抗議運動で逮捕者

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 大統領選の共和党指名争いで首位を走る実業家のドナルド・トランプ氏は28日、カリフォルニア州で6月7日に行われる予備選を前にコスタメサのパシフィック アンフィシアターで集会を開いた。会場の外ではトランプ氏に反対する人々が集まり抗議運動が行われ、暴徒化した抗議者20人が逮捕される事態となった。【吉田純子】

 トランプ氏は当初から不法移民は性犯罪や殺人、麻薬密輸などの犯罪を引き起こしていると主張。不法移民1100万人の強制送還を訴え、不法移民の流入防止のためメキシコとの国境に壁を建設するべきだと言明している。
 さらにイスラム教徒の入国禁止も訴えるなど、これまでにも数々の問題発言が物議をかもしてきた。しかし依然、有権者からのあつい支持を集めている。
 会場外に集まった抗議者たちは、トランプ氏の支持者と衝突。抗議者の多くはメキシコ国旗を掲げてトランプ氏の公約を批判し、警察のパトカーの上に乗り、警官に石を投げつけたほか、パトカーに発砲するなど暴徒化した。オレンジ郡シェリフ局によると警察官ら200人近くが出動し沈静化にあたった。
一方、この日の集会でトランプ氏は2008年に不法移民に殺害されたジャミエル・シャー・ジュニアさん(当時17)の遺族を招待した。そして会場に集まったおよそ8千人の支援者を前に再び「メキシコ国境に壁の建設を」と呼び掛けた。
 また民主党候補指名争いで26日に行われたペンシルベニア、メリーランド、コネティカット、デラウェア4州の予備選で勝利し、獲得代議員総数が指名獲得に必要な過半数の9割を超えたヒラリー・クリントン前国務長官について、「彼女が(4州で)勝利してくれて良かったと思っている。サンダース上院議員より、クリントン氏と闘い彼女を徹底的に打倒したいと思っている」と挑戦的な発言を繰り広げた。
 トランプ氏は「日本や中国、メキシコから雇用を取り戻す」とも主張している。
 カリフォルニア州は代議員数172人を擁する大票田となっている。今後候補者たちの選挙活動が本格化することが予想される。

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