春の叙勲伝達式:ニシオ氏に旭日小綬章

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 堀之内総領事(右)から勲章と賞状を伝達されたニシオ氏


堀之内総領事(右)から勲章と賞状を伝達されたニシオ氏

 平成28年度春の叙勲受章者のひとりで在ロサンゼルス総領事館管轄区域在住者のアラン・タケシ・ニシオ氏に対する叙勲伝達式が6日、ハンコックパーク地区にある在ロサンゼルス日本総領事公邸で行われた。家族をはじめ友人、日系コミュニティーの代表者らおよそ50人が出席する中、堀之内秀久・在ロサンゼルス日本総領事から旭日小綬章と表彰状が手渡された。【吉田純子、写真も】

 1945年にカリフォルニア州マンザナーの日系人戦時転住所で生まれたニシオ氏は、長きにわたり日系社会の代表のひとりとしてコミュニティーのため、社会福祉活動に尽力してきた。

 日系コミュニティーに感謝の言葉を述べるニシオ氏


日系コミュニティーに感謝の言葉を述べるニシオ氏

 同氏はリトル東京サービスセンター(LTSC)で1984年に理事、94〜98年、2003〜14年に理事長を務め、英語が不得意な邦人に対して日本語での支援サービスを開始。コミュニティーの人々が抱える問題の解決に取り組んできた。また小東京にできる多目的スポーツ総合施設「ロサンゼルス武道館」計画の実現にも貢献した。
 1972年から2006年まではカリフォルニア州立大学ロングビーチ校に勤務し、アジアン・アメリカン研究学部で教べんをとった。
 さらに日系コミュニティー・リーダー・カウンシルでは理事長も務め、日系移民の体験を広く伝えた。
 2011年の東日本大震災の発生後は、米日カウンシル主催の派遣団として訪日し、現地で復興に向け取り組むNPOやNGOを支援。
 現在はLTSCで顧問委員会議長、日米文化会館(JACCC)で理事を務めるかたわら、日系人リーダーを育成する団体「キズナ」でも顧問を務め、日系社会を支えている。
 伝達式でニシオ氏は「日米関係は時代とともに変化し、日系人が果たす役割も多岐にわたるようになった。これまでの自分の経験が、日系コミュニティーの向上と日米の親善関係の構築に少しでも役に立てたならうれしい」と述べ、受章を喜ぶとともに、家族をはじめ日系社会に感謝の言葉を述べた。
 LTSCのディーン・マツバヤシ所長は「ニシオ氏は私のボス、メンターでもあると同時に、日系コミュニティーの次世代を担うすべての人をけん引する指導者でもある」と述べ、ニシオ氏の強いリーダーシップをたたえた。
 JACCCのレスリー・イトウ館長は「ニシオ氏は常に明確なビジョンを持ち、日系コミュニティーのために尽力した」と話し、受章を祝福した。
 親族や友人など伝達式の出席者と記念撮影に納まるニシオ氏(前列右から5人目)


親族や友人など伝達式の出席者と記念撮影に納まるニシオ氏(前列右から5人目)

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