桜の木3本植樹で奉納式:霧島市との姉妹関係の永続願う

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アルハンブラ市

奉納した桜の木を背に、記念写真に納まる(右から)武井俊輔・外務大臣政務官、ゲイリー、リンダ・ヤマウチ市議ら。ヤマウチ市議からは、千葉明総領事(左端)にドジャースのレプリカジャージーが贈られた

奉納した桜の木を背に、記念写真に納まる(右から)武井俊輔・外務大臣政務官、ゲイリー、リンダ・ヤマウチ市議ら。ヤマウチ市議からは、千葉明総領事(左端)にドジャースのレプリカジャージーが贈られた

 アルハンブラ市は、霧島市(鹿児島)との姉妹都市関係の永続を願って植樹した桜の苗木3本の奉納式をこのほど、州議会関係者や地元有識者を招き、同市庁舎前で催した。植樹は同市で市長を務めた日系3世のゲイリー・ヤマウチ市議の提案で実現し、式典に参列した武井俊輔・外務大臣政務官が祝辞を贈った。

霧島市との姉妹関係について熱弁をふるうヤマウチ市議

霧島市との姉妹関係について熱弁をふるうヤマウチ市議

 式典であいさつに立ったヤマウチ市議は、3本の桜の木について「奉納できて、とても興奮している」と実直に喜び、霧島市との親善のいきさつを紹介した。最初に務めた2007年の市長就任(過去3度)時に「何か新しいことに取り組みたかった。両親と祖父母に敬意を示したかった」という。いずれかの出身地との交流を思いつき「祖父の故郷カゴシマのコクブ(旧国分市、現在の霧島の一部)を選んだ」と説明した。
 前田終止・霧島市長に打診し、非公式のつき合いから始まったという。同市議は、霧島市からの訪問団を出迎えた時の思い出や、自身が霧島を訪れた際に受けた熱烈な歓迎を披露した。前田市長の祝辞が紹介され「桜の木の奉納により、両市の関係がいっそう深まることを期待する。また会える日を楽しみにしている」と願い、式典に花を添えた。同市議は「この3本の桜の木が、われわれの文化交流と親善の成長の象徴になればいい」と期待を込めた。
祝辞を述べる武井俊輔・外務大臣政務官

祝辞を述べる武井俊輔・外務大臣政務官

 武井・外務大臣政務官は、桜について「日本の心の象徴であるので、何世代にもわたり愛し、この木が両市の特別な関係を示してもらいたい」と述べた。オバマ氏が米大統領として被爆地広島を初訪問したことにふれ「戦後71年間の同盟の象徴」と力を込め「この木が兵器のない世界と、日米友好の象徴になってもらいたい」と希望。ヤマウチ市議の功績に対し「アルハンブラ市と日系人社会のために尽力した」とたたえ、「今回の植樹により、日本とアルハンブラの距離がさらに近づき、いっそう活発な交流がされることを期待する」とエールを送った。
 式典後に植樹を祝う昼食会が開かれ、参加者がヤマウチ市議ら市関係者を囲んだ。和食弁当を広げ談笑し、桜の開花と両市の友好関係の発展を願った。
 参加者からは、さまざまな意見が述べられ、三島市(静岡県)と姉妹都市関係にあるパサデナ市の民間グループの姉妹都市委員会のメンバーは、毎年行う日米の交換学生プログラムの成功で築いた良好な関係を紹介し「子どもたちを巻き込めば、友好は自然に深まる」と提案。日系3世の同市総務局長、マーク・ヨコヤマ氏は「さまざまないいアイデアをもらった。市と市民が話し合い、キリシマとのより良い関係に役立てたい」と話した。ヨコヤマ氏は昨春「日系人リーダー訪日プログラム」に参加したことで、日本との友好関係の重要性をより認識したといい「これからの両市の市民同士の交流を楽しみにしたい」と述べた。【永田潤、写真も】

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