
三船敏郎さんの星形プレートがハリウッドの「ウオーク・オブ・フェーム」で披露された。写真は式典に出席した息子の三船史郎さん(中央)と孫の三船力也さん(左から2人目)

式典に出席したジョン・カジ氏(左)とアカデミー賞俳優のマーティン・ランドー氏
この日のために日本から訪米した息子の史郎さんは「父の名前が刻まれてとても光栄に思います」と喜びをかみしめた。「スクリーンの中の父は豪快で暴れたりしていましたが、家ではとても静かでいい父親でした」と話す。一方で、映画そのもののように、侍らしさが現れることもあったという。「父はお酒が好きだったので、飲むとたまに映画のシーンのように、侍のような豪快さを見せてくれたりもしました」と亡き父との思い出を振り返った。

ドキュメンタリー映画「ミフネ ザ・ラスト・サムライ」を制作したスティーブン・オカザキ監督
「家でテレビを見ている時も姿勢が正しく、子どもの僕と話す時でもどすのきいた声で話し掛けてくれたことを思い出します。家でも侍のようでした」と話し、祖父の栄誉をたたえた。
同商工会議所は昨年6月に三船さんの殿堂入りを発表。三船さんはウオーク・オブ・フェームに名前が刻まれた2594人目のスターとなる。日系では早川雪州、マコ岩松、ゴジラに続く殿堂入りとなった。
式典には俳優のマーティン・ランドーや、ドキュメンタリー映画「ミフネ ザ・ラスト・サムライ」を制作したスティーブン・オカザキ監督、日系女優タムリン・トミタらも出席した。

三船の名前が刻まれた星形プレート