世論調査:大麻、米国人の半数が生涯に1度は使用

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最新の世論調査で、米国人の成人のおよそ半数が生涯で少なくとも1度は吸ったことがあると答えた大麻

 米国人の成人のおよそ半数が生涯で少なくとも1度は大麻(マリファナ)を吸ったことがあると答え、また3分の2がオピオイド系鎮痛剤より安全だと答えていたことが、マリスト大学世論研究所とヤフーが共同で行った最新の世論調査で明らかになった。【吉田純子、写真も】

 調査結果によると、成人の52%が生涯で1度はマリファナを吸ったことがあると答え、56%が社会的に容認すべきだと答えていた。
 また83%が医療目的の大麻使用の合法化を強く支持していた。一方、嗜好用の大麻使用の合法化に関しては、49%が賛成、47%が反対と賛否が分かれた。
 カリフォルニア州では1996年に全米で最初に医療用大麻の使用が合法化され、現在では29州で認められている。加州では昨年、住民投票で嗜好用の大麻使用も合法化され、現在米国では首都と加州を含む8州で嗜好用大麻が認められている。
 調査では18歳以上の米国人の14%が、大麻を常用または月に少なくとも1回または2回使用していると答えた。
 さらに回答者の70%が、嗜好目的で大麻を使用していることを親は喜んでいないだろうと答え、58%の親がもし自分たちが嗜好目的で大麻を使用していたら子どもは認めてくれないだろうと答えていた。また39%の親が現在子どもが嗜好目的で大麻を使用していると答え、36%が両親のうち少なくともどちらかが大麻を常用している、もしくは過去に吸っていたと答えた。
 健康への影響に関しては、41%が大麻使用は健康上のリスクがあると答えたが、72%が大麻より飲酒の方が、76%が大麻より喫煙の方が体に悪いと答えた。
 また米国人の3分の2が痛みを和らげる治療に鎮痛剤として使われるオピオイド系の処方薬よりマリファナの方が安全だと答えていた。
 米国では、バイコディン(Vicodin)など痛み止めとして使われているオピオイド系鎮痛剤の乱用が問題視されており、米疾病対策センター(CDC)によると、過剰摂取により、2015年には1万5千人以上が死亡。中毒者はおよそ200万人いるとされ、1日に1千人以上がオピオイド系鎮痛剤の誤用により救急救命室で治療を受けているという。
 昨年死亡した米歌手のプリンスさんの死亡原因もオピオイドの過剰摂取であったと報じられている。
 トランプ大統領は先月、政府機関として「アメリカン・イノベーション局」をホワイトハウス内に設立すると発表。長女イバンカさんの夫ジャレッド・クシュナー氏を責任者に任命し、今後同局はオピオイド系鎮痛剤の中毒問題への対処などに取り組むとしている。
 世論調査はマリスト大学世論研究所とヤフーが成人1122人を対象に3月1日から7日まで電話で行った。

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