加州山火事:死者31人に、22万エーカーが焼失

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 北カリフォルニア各地で8日夜に発生し今も延焼が続いている山火事で、これまでに22万1754エーカーが焼失し、13日までに少なくとも31人の死亡が確認された。【吉田純子】

 加州消防局によると、山火事は北加17カ所で発生しており、犠牲者がもっとも多いのはソノマ郡で17人、メンドシーノ郡で8人、ユバ郡で4人、ナパ郡で2人が犠牲となった。
 当局によると、極度の乾燥に加え、山火事が発生した8日夜には一時風速70マイル以上の強風が吹いたことが被害拡大の原因になったとされている。
 国立気象局によると、13日夜から14日にかけても強風に加え、湿度の低下が予想されているため、火の勢いが増す可能性があるとして当局は注意を呼び掛けている。
 約8千人の消防隊員、消防車820台、消火ヘリコプター73機、消火飛行機30機が出動し、地上だけでなく空からの消火活動も行われている。他州からも消防隊員が応援に駆けつけている。
 ソノマ郡シェリフ局によると、サンフランシスコから50マイル北西にある同郡サンタローザ市では、少なくとも400人が行方不明となっている。
 同市は人口およそ17万5千人の街で、12日にはあらたに10人の死亡が確認された。国勢調査局のデータによると、被害がもっとも大きいとされるソノマ、メンドシーノ、ナパの3郡の人口の20%近くが65歳以上の住民。同市の犠牲者は57歳から95歳までの住民で、その多くが70歳以上の高齢者だった。
 13日までに少なくとも住宅など建物3500棟が焼失。その中にはスヌーピーやチャーリー・ブラウンが登場する漫画「ピーナッツ」の漫画家の故チャールズ・シュルツ氏の自宅も含まれていた。ジーン夫人(78)は9日に避難し無事だったという。
 出火原因は今も分かっていない。ナパやソノマなど被害が拡大しているエリアはカリフォルニアワインの産地としても有名。今回の山火事でワイナリーやぶどう畑も焼失しており、被害は今後さらに拡大することが予想されている。
 一方、南加地区のオレンジ郡アナハイム市で9日から発生した山火事は、65%が鎮火した。
 アナハイム市によると、これまでの焼失面積は9217エーカー。13日までに負傷者3人が確認され、住宅など建物25棟が全焼、48棟が損壊した。

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