南加群馬県人会:創立110周年記念し祝賀会

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県人会110周年を記念し鏡開きを行う来賓ら


 南加群馬県人会(ハワード・ジョージ会長)は10月29日、モンテベロ市にあるクワイエット・キャノンで創立110周年記念式典祝賀会を開催した。同県人会のメンバーをはじめ、南加地区で活動する日系諸団体の代表者らが訪れる中、日本からは群馬県の大澤正明知事、群馬県議会の織田沢俊幸議長が出席し、同県人会の110年の歴史を振り返り、今後のさらなる発展を願った。【吉田純子、写真も】

 ジョージ会長は、群馬県の活動、そして南加地区で同県人会がこれまで文化を継承し110年の歴史を歩んできたことに触れ、メンバーの功績をたたえるとともに、記念すべき日を迎えられたことを「心の底から感謝します」と日本語で話し、出席者に感謝の言葉を述べた。
 祝賀式典の第一部では同県人会のこれまでの歴史が読み上げられ、来賓による鏡開きが行われた。

群馬県太田市と姉妹都市提携を結んでいるバーバンク市のボブ市議(右から2人目)から表彰状を手渡された(左から)群馬県議会の織田沢議長、ジョージ会長、大澤知事(右端)

 昼食をはさみ、群馬県の大澤知事をはじめ、織田沢議長、バーバンク市のフルトス・ボブ市議、千葉明・在ロサンゼルス日本総領事らがそれぞれ祝辞を述べた。
 大澤知事は「文化、風習の異なる国で多くの困難に遭遇しながら、こうして米社会で信頼を得ているのは群馬県民にとって誇りである」とし、1907年の創立以来、移住者への多方面にわたる支援、移住者相互の交流などを通して今があると言及。同県人会の歴代の役員や会員の長年の貢献をたたえた。
 織田沢議長は、「アメリカと故国・日本の発展に尽力してきたことが礎となり、日米両国は幅広い分野で関係を進化させ協力関係を築いてこられた」と述べ、人材育成にも貢献する同県人会の活動をたたえた。
 群馬県太田市と姉妹都市提携を結んでいるバーバンク市のフルトス・ボブ市議は、「県人会のメンバーは故郷への思いを共有しながら、ともに協力し合い、文化の継承に尽力している」と活動をたたえるとともに、バーバンク市と互いの文化を学び、これからも良い関係を築いていきたいと話した。
 千葉総領事は「戦前戦後の長い歴史の中でさまざまな試練を克服し、郷土愛を共通の絆としながら現在の日系コミュニティーの礎を築いてこられたと痛感した」と話し同県人会のこれまでの活動に敬意を表した。
 衆議院選挙で群馬5区で当選した小渕優子議員からもこの日電報が届けられた。
 第二部では群馬県功労者表彰、高齢者への記念品贈呈が行われ、大澤知事より受賞者に表彰状と記念品がそれぞれ手渡された。

津軽三味線の佐々木光露三絃会の演奏とともに八木節を披露した鈴木奈々秀グループ

 群馬県功労者はジョージ会長、宮崎アイリンさん、シャートクリフ由起恵さん、鈴木秀子さんの4人。
 高齢者は伊藤ルイスさん、原田文夫さん、原田よ志子さん、ケースビア章子さん、金井富佐子さん、林メイさん、宮崎マックさん、宮崎幸子さん、野田健一さん、坂庭日米治さん、坂庭君平さん、大内一郎さん、大内久子さん、馬芳子さんがそれぞれ記念品を受け取った。ほか欠席の高齢者は秋元裕子さん、秋元貞彦さん、前田久代さん、三村英一さん、中尾柾勇さん、田村茂穂さん、ビショップ金子さん、ビショップ・ケネスさん。
 また同県人会功労者表彰と団体企業特別表彰も行われ、功労者表彰をシャートクリフ由起恵さんとデバージリス実奈さん、団体企業特別表彰を共同貿易社が受賞した。
 祝賀会にはバーバンク市と群馬県太田市が実施する短期交換留学プログラムの参加者の姿もあった。バーバンク市在住のアシュリー・さやか・ガーバーさん(21)は16歳の時、同プログラムに参加した。太田市に2週間滞在し、日本人の2家族の家でホームステイを体験し、現地の高校にも2日間の体験入学をした。「日本のホストファミリーは本当の家族のように迎え入れてくれて、生涯に残る思い出になりました。当時の交換留学での経験を生かし、今では2020年に行われる東京オリンピックでボランティアをすることが夢なのです」と目を輝かせ話してくれた。

大澤知事、織田沢議長とともに県人会メンバーらで記念撮影

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