ポーターランチ:ガス施設でまた漏出

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ロサンゼルス北部ポーターランチにある南カリフォルニア・ガス・カンパニーの天然ガス貯蔵施設

 ロサンゼルス北部ポーターランチにある南カリフォルニア・ガス・カンパニー(SoCalGas Co)の天然ガス貯蔵施設で18日、ガス漏出が発生した。同社が同日発表した。【吉田純子、写真も】

 ガス漏出は同日午後4時55分に、通常行っているメインテナンスの後に発生し、およそ50分間続いた。住民には同日午後7時40分頃に通知がきたという。
 ポーターランチに設置されているエアーモニターのデータによると、漏出発生時のメタンガスの数値は5・5ppmを記録。正常値の2・3ppmをはるかに上回っている。
 これまでのところ漏出量は分かっていない。
 施設から18マイル以内に住む住民を対象に、健康問題を報告し合う携帯アプリを開発したノースリッジ住民のAndrew Krowneさんによると、今回の漏出発生から頭痛や鼻血、目や喉の痛みなどを訴える住民は34人報告されているという。
 ガス漏出事故は2015年10月に発覚し、翌年2月に漏出の停止が発表されるまで、4カ月近くにわたりガスが漏出した。この事故でおよそ10万7千トンのメタンガスが大気中に放出され、米史上最悪の環境災害となった。
 ガス漏出事件から2年が経過した今も、健康被害を訴える住民が後を絶たない。Krowneさんによると、今年10月に携帯アプリを開始してからこれまでに130人の利用者がおり、健康被害や症状を訴える報告は2千件あったという。
 ロサンゼルス郡公衆衛生局によると、15年11月からこれまでに健康被害を訴える住民の苦情は2100件以上寄せられており、うち1200件はガス施設に関連している可能性が高いという。また90件は今年8月1日から11月29日に報告されている。
 今年2月、南カリフォルニア・ガス・カンパニーは、ガス漏出事件をめぐる訴訟で、南カリフォルニア大気環境管理局と850万ドルで和解に達した。うち100万ドルは健康被害に関する調査に充てられる。

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