米国書道研究会:書展入選入賞者を祝福

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書道のデモンストレーションを披露した(左から)加柴さん、河上紋子さん、ラモスさん


 米国書道研究会(生田博子会長)は11日、小東京のダブルツリー・ヒルトンホテルで、新年会と産経国際書会新春展、墨成新春展、書初め展のそれぞれの入賞者に対する贈賞式、産経役員委嘱状の伝達式を行った。日系コミュニティーの代表者が出席する中、受賞者や昇格者を祝福するとともに、生徒らはさらなる精進を誓った。【吉田純子、写真も】


「誇りと自覚をもって前進してください」と生徒たちに呼び掛ける生田会長

 米国書道研究会は「米国における米国人のための日本の書道」を理念として創立。書芸術の国際交流による文化的貢献を目指す産経国際書会に属し、同会の第2回展から参画している。
 産経国際書会の第34回新春展は今年1月24日から2月5日まで、東京・六本木の国立新美術館で行われ、それぞれの団体で活躍する書家が、夏の産経展では見ることができない大作を発表。代表展に生田会長はじめ、奥達子さん、加柴律子さん、ラモス逸子さんの4人が出展し、贈賞式には約10人の会員が出席した。
 墨成会は書の精神性と技術を漢字、仮名、創作と課題を決めて勉強する会で、日本全国に20カ所の支部を持つ。同会主催の書初め展には、新鮮さと力強さが際立つ作品が今年も揃い、入賞者が決定したという。
 新年会では産経国際書会の昇格者をはじめ、同会新春展、墨成新春展、書初め展の入賞者にそれぞれ表彰状が手渡された。
 生田会長は「創立からの精神は今、2世、3世へと受け継がれています。誇りと自覚をもって前進してください」と語り、生徒たちの心を鼓舞した。
 産経国際書会新春展で奨励賞を授与された渡辺美波さんは「心から嬉しいです。くじけそうになることもあるが、生田先生の指導のおかげで続けていくことができました。日本の書は本当に美しく心打たれます。これからも精進していきたいです」と語った。
 墨成新春展で墨成大賞を受賞した加柴さんは、「形だけにとらわれそうになりますが、線の大切さ、字の強弱、行の流れ方などに注意しながら書き上げました。受賞をステップに初心に帰り、さらに精進していきたいと思います」と話し今後の抱負とした。


「百華繚乱」と揮毫(きごう)をした生田会長

 賞状の授与の後、昼食をはさみ、書道のデモンストレーションが行われた。加柴さん、河上紋子さん、ラモスさんに続き、生田会長が「百華繚乱」と揮毫(きごう)をし、出席者は真剣な面持ちで迫力ある作品に見入っていた。
 産経国際書会の昇格者は(敬称略)▽名誉顧問=生田博子▽理事=奥達子、加柴律子、ラモス逸子▽審査会員=塚原和子▽無鑑査会員=竹花晴夫、須藤恵美子、大沼真弓、河上紋子、小藪真弓▽会友会員=上井喜代子、白神英憲、渡辺美波、奥村桂子。産経国際書会新春展の入賞者は▽奨励賞=渡辺美波。墨成新春展の入賞者は▽墨成大賞=加柴律子▽奨励賞=稲葉淳子、桜井和子。墨成書初め展の入賞者は▽墨成賞=佐藤ユキ▽特選=北直子▽金賞(漢字の部)=マホニー由紀、スペンサー鹿道、マホニー・サラ、本田洋子、ダーフィ美香、マスグレイブ典子▽金賞(仮名の部)=田中福代、田中茜、国宗奈緒美▽銀賞(漢字の部)=藤内久美子、佐久本妙子、国宗奈緒美▽教育部金賞=山本ケイラ

産経国際書会の名誉顧問に昇格した(右から2人目)生田会長。理事に昇格した(左から)ラモス逸子さん、加柴律子さん、奥達子さん

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