UC大学機構:州外学生の授業料引き上げ

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 カリフォルニア大学機構(UC)評議会は15日、州外からの学生の授業料を3・5%引き上げる案を承認した。これにより2018年―19年の授業料は978ドル引き上げられ、2万8014ドルから2万8992ドルになる。【吉田純子】

 UC大学機構の授業料引き上げ案は賛成12、反対4で承認された。州外の学生を対象とした授業料の引き上げにより、3500万ドルの歳入を見込んでいるという。
 UC大学機構によると、授業料の引き上げにより、UCロサンゼルス校(UCLA)やUCバークレー校(UCB)の授業コースをさらに充実させ、UCサンディエゴ校の卒業率の向上にも役立たせることができるとしている。
 評議会での審議を前に14日には公聴会が行われた。パキスタンからの留学生は「母国の危険な環境から逃れてカリフォルニアに来たのに、今では授業料の引き上げで母国に帰らざるを得なくなるかもしれない」と不安を募らせた。
 「留学生はキャッシュ・カウ(金のなる木)ではありません」と訴える学生の声も聞かれた。
 UC大学機構では09年から17年の間に留学生数が4倍近く増加しており、昨年の秋学期の留学生数は3万7217人だった。
 評議会メンバーによると、カリフォルニア州政府がUC大学機構に対する教育関連予算を増やせば、授業料の引き上げを実施しない可能性もでてくるとしている。
 カリフォルニア州のジェリー・ブラウン知事は当初、UC大学機構に対する教育関連予算を4%増やすことを提案していたが、今年に入り3%に減らし、UC機構に支出を制限するよう呼び掛けていた。
 カリフォルニア大学機構はUCLAをはじめカリフォルニア州各地に10校ある。

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