カリフォルニア州公衆衛生局によると、サンバナディーノ郡に住む幼児が百日咳にかかり死亡したと発表した。加州で百日咳による死者がでたのは2016年以降初めて。【吉田純子】

 当局によると、加州では16年に百日咳で幼児2人が死亡している。
 百日咳は呼吸器感染症の一種で、特有のけいれん性の咳発作が現れる。幅広い年齢層にも感染するが、幼児が発症することが多く、死に至るケースもあるという。
 百日咳による死者は毎年全米で20人ほど報告されているが、その多くが幼児だという。
 加州当局の医師の話によると、百日咳は予防接種で防ぐことができるため、幼児への予防接種を呼び掛けている。
 加州当局によると、16年に同州で出産した母親の52%は乳児に予防接種を受けさせているが、今回死者がでたサンバナディーノ郡では38%にとどまっている。

Leave a comment

Your email address will not be published. Required fields are marked *