全米王者へあと2勝:鈴木と濱口のウォリアーズ

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女子アメフット・プレーオフ

 

俊敏な動きで相手をかわす濱口(右)

 

右のタックルとして出場した鈴木は、インターセプトした相手選手へのタックルも決めた

女子プロアメリカンフットボールリーグ(WFA)全米ランキング5位で、鈴木弘子と濱口芙由紀が所属するロサンゼルス・ウォリアーズは、レギュラーシーズンを9戦全勝の無敵の強さでプレーオフに勝ち進んだ。プレーオフ2回戦となる地区優勝決定戦が6月30日、ロサンゼルスのホームフィールドにポートランド・ショックウエイブ(6勝2敗、全米ランク30位)を迎えて行われ39―6と大勝、パシフィック地区王者に輝き、アメリカン・カンファレンス王者決定戦(14日、カンザスシティ)に駒を進めた。

 今季、攻守でさまざまなポジションをこなす鈴木はこの日、オフェンスタックルでプレー。インターセプトされたボールをすんでのところで、タックルで阻止するなど要所での活躍が光った。次戦の前評判は、カンザスシティ・タイタンズが有利とされるが「実力は僅差。絶対に勝って、チャンピオンシップの地のアトランタを目指したい」と、意欲を示した。
 今季3年目の濱口は初のプレーオフに臨んだ試合で、レシーブとキックオフリターンに成功し勝利に貢献。「このまま調子を上げていきたい。全米チャンピオンまであと2試合、チーム一丸となって頑張りたい」と抱負を述べた。

第1Q、8ヤードのパスキャッチを決めた直後、激しいタックルを受ける濱口

 この日はまた、昨季のリーグMVPのプリシラ・ガードナーが、通算5000キャリーの記録を樹立し、カンファレンス王者決定戦進出に花を添えた。
 ウォリアーズは、次のカンファレンス王者決定戦で全米3位のタイタンズと敵地で対戦する。選手とチームオーナーという二足のわらじを履く鈴木は、地区優勝決定戦の最中も次の対戦相手が気がかりでならなかったという。試合の途中で、タイタンズ勝利のニュースが入り落胆したのは、対戦相手のアーリントン・インパクトが勝っていれば、ウォリアーズがホームゲーム・アドバンテージが得られたからだ。
 ホーム開催ではチーム運営資金のためのチケットやグッズ販売などの収入が望めるのに対し、アウェイだと遠征にかかる出費しかなく雲泥の差があるためだ。鈴木は、試合終了直後から、航空券やホテルなどの手配を始めたといい「2回の遠征は頭が痛いが、突き進むのみ」と、選手として2度目、オーナーとしては初のチャンピオンリング獲得に気持ちを切り替えた。
 チームは、運営費の寄付を募るサイト(www.gofundme.com/lawarriors?member=383856)を立ち上げ、協力を求めている。

インターセプトされたボールをすんでのところでタックルする鈴木(79)

通算5000キャリーの記録を樹立したプリシラ・ガードナー(43)


鈴木と濱口の応援に駆けつけた日本人サポーター

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