ロングビーチと四日市 :姉妹都市提携55周年を記念

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両市の友好関係を記念しロングビーチのガルシア市長(左から2人目)からロングビーチの海をイメージした地元アーティストの作品を贈呈された四日市の森市長(左端)

 ロングビーチ市と三重県四日市市姉妹都市提携55周年を記念し10日、ロングビーチで祝賀会が開催された。四日市市からは森智広市長が、ロングビーチ市からはロバート・ガルシア市長をはじめ関係者らが出席し、両市はさらなる親睦を深め、未来に向け今後も市民レベルで交流を図っていくことを約束した。【吉田純子、写真も】

 1963年10月に両市は姉妹都市提携を結び、以来、学生・教師らの教育交換をはじめ医療研修、環境問題フォーラム、文化・スポーツなど幅広い分野で交流を続けている。


1974年に当時高校2年生のマーク・グアダリーニさんのホストファミリーだった森さん。今も思い出の写真を大切にとってある

 65年から始まった交換学生・教師の相互派遣事業(トリオ事業)は高校生2人と教師1人を1年おきに両都市相互に派遣し、およそ3週間、一般家庭でホームステイしながら互いの文化を学び、市民レベルでの交流を図るプログラムを実施。
 86年からはロングビーチ市から英語指導員が四日市に赴き、市内の中学校で英語指導などを行っており、1年ごとに数人の指導員が四日市を訪れている。
 2002年には医療交流事業が始まり、四日市の医師がロングビーチの医療機関で専門に応じた高度先端医療を学び医療レベルの向上に努めている。
 さらに08年からはロングビーチ、四日市、天津の3都市の中高生が環境問題について意見交換する地球環境塾事業が行われている。
 こうした取り組みを通して両市は55年の歳月にわたって友好関係を深めてきた。
 ロングビーチ市のロバート・ガルシア市長は、昨年、四日市を訪問し、市内にある茶室を訪れたという。「点前を担当した亭主が30年前にロングビーチで点前をしてくれたまさにその人だった。当時の写真を訪問時に見せてもらい素晴らしい思い出になった」と振り返る。義理の母が日本生まれの日本人女性だという同市長は日本を親密に感じていると話し、今後も継続して良好な関係を築いていきたいと述べた。
 ガルシア市長と同い年の四日市の森智広市長は、「過去55年にわたり各種プログラムを通して市民レベルで両市は交流を深めてきた」と話し、「さらに絆を深め発展的な関係を築いていきたい」と述べた。
 両市の関係者らのスピーチの後、両市長はそれぞれの都市にちなんだ記念品を贈呈しあった。
 祝賀会にはトリオ事業でロングビーチの高校生を受け入れた四日市のホストファミリーの姿もあった。
 1974年に当時高校2年生のマーク・グアダリーニさんのホストファミリーとなった森由美子さんは、10日間マークさんとともに過ごした。わが子のように接したマークさんとも別れの時が訪れ、帰国の際は駅のプラットホームで号泣するマークさんの姿があったという。

南加三重県人会をはじめ、姉妹都市協会の活動も支援してきた伊藤さん(左)に四日市からの土産を手渡した森市長(中央)

 しかし残念なことにマークさんとは以来連絡がとれなくなってしまった。「音信不通になってから40年以上経つが会いたい。諦めていた今年5月に今回の旅のことを知り、会えなくてもいいからロングビーチに行ってみようと思った」と話す。今回8日〜14日の日程で訪米し、祝賀会にも出席。姉妹都市協会のメンバーに事情を説明し、今回の旅でマークさんとの再会に希望をつなげた。
 南加三重県人会をはじめ、姉妹都市協会の活動にも支援してきた伊藤富雄さん(93)も出席。伊藤さんには森市長から記念品が手渡され、長寿を祝福した。


日本からの訪問団と姉妹都市協会のメンバーら

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